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広告・マーケ・IT領域で、
転職・キャリアを検討されている方へ
豊かな情報を提供する
「運用型広告の現場に、戦略はあるか」サイバーエージェント在籍6年目のプランナーが語る、数字と向き合う日々の手触り
データから始めると、ブランドが見えなくなる。電通デジタル・田中直樹が問う、運用型時代のブランディング論
「30代、管理職になるか専門性を深めるか」という二択は、すでに古い。編集長に聞く Vol.006
博報堂を辞めた40代、次に選んだのは「自治体のマーケパートナー」という道。公共とブランディングの狭間で
アクセンチュアへの転職を決めた瞬間。面接で聞かれた「あなたが一番失敗した案件」への答え方
編集部が掲載してきた全214本の記事
電通デジタル | デジタル戦略の中核を担う総合代理店グループ
マーケティングプランナーとは | 仕事内容・年収・キャリアパス
データから始めると、ブランドが見えなくなる。電通デジタル・田中直樹が問う、運用型時代のブランディング論
電通デジタルで働く30代プランナーが語る、事業会社との「仕事の主語の違い」
— Editorial Features —
編集部が編んだ、業界とキャリアの問い
電通・博報堂・ADK・大広。いまの総合代理店で、人はどう働いているのか。各社の現役プランナー・元社員・人事責任者の声を集約した、編集部の集大成連載。
5本の記事 / 7名の取材 / 3社の企業情報
30代という、業界経験10年前後で訪れるキャリアの分岐点。次のキャリアをどう描くか。事業会社、コンサル、独立、海外。多様な道を歩んだ7人の物語。
7本のキャリアインタビュー / 各3,000字
「キャリアは、編集できる」という前提で、業界の今を言語化する編集部の最初のメッセージ。編集長と編集部からのマニフェスト、業界の地図、初期取材記事を収録。
10本の記事 / 編集長エッセイ収録
— Questions & Answers —
広告・マーケ・IT業界でキャリアを考える方からの問いに、業界経験者の編集部がお答えします。
過去の問答も、すべて公開しています。
業界では「軸ずらし転職」が成功パターンの定番のように語られている。しかし、20年近く広告・マーケ業界を見てきた立場から言うと、この戦略には大きな見落としがある——
編集長 丸本 翔一
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Q.32歳、大手代理店プランナー。事業会社のマーケに転職を考えていますが、年収が下がるイメージがあって踏み切れません。実際どうですか?
A. 年収が下がるイメージは、半分正しくて半分誤解です。確かに代理店プランナーから事業会社マーケに移ると、瞬間的には100-200万円下がるケースが多い...
— 東京・男性・32歳
Q.外資系広告代理店ってぶっちゃけどうですか?日系総合代理店との違いを知りたいです。
A. 「外資=高年収・実力主義」というイメージは半分正解、半分誤解です。日系大手と外資の決定的な違いは、給与体系より「意思決定の速度」と「失敗の処理の仕方」にあります...
— 大阪・女性・28歳
Q.第二新卒で広告代理店から事業会社のマーケに行きたいのですが、まだ早いでしょうか。3年は同じ会社にいるべき?
A. 「3年ルール」は信じる必要はありません。むしろ第二新卒のタイミングは、事業会社マーケへの転職市場価値が一番高い時期の一つです...
— 東京・男性・25歳
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広告・マーケ・IT業界でのキャリアの悩み、選択への迷いを編集部にお寄せください。
採用された質問は、編集部の回答とともに記事として公開します(事前ご確認可)。
— About CAREER EDIT —
広告・マーケ・IT領域で、キャリアを真剣に考える方のためのメディア
キャリアは、運命でも偶然でもなく、選択と決断の積み重ねで形成されるもの。CAREER EDITは、その「編集」のための情報を業界経験者の視点から提供する編集メディアです。
広告・マーケ・IT業界に特化し、企業情報・職種解説・キャリアインタビュー・現場の声・読者からのQ&Aを通じて、転職という意思決定に本当に必要な情報を届けます。
1. 一次情報を主役にする。
業界の事実は、業界経験者から聞く。当たり前の原則を、毎日実践します。
2. 編集の責任を引き受ける。
情報を集めるだけでなく、選び、編み、解釈する責任を編集部が負います。
3. 読者の問いに、対話で応える。
転職検討者の悩みに、Q&Aで誠実に応答する開かれたメディアであり続けます。
丸本 翔一
編集長 / Editor in Chief
ウェブ制作会社のプランナーとしてキャリアをスタートし、ハウスエージェンシーで新規事業立ち上げ、博報堂アイ・スタジオでコピーライター/インタラクティブプランナー、東急エージェンシーで統合コミュニケーションプランナーを歴任。その後独立し、広告代理・クリエイティブ制作、人材紹介、佐賀の地方創生、アップサイクルなど複数の事業を立ち上げている。業界20年の経験を背景に、2026年、広告・マーケ・IT領域のキャリアメディア「CAREER EDIT」を創刊。
株式会社マルサン
福岡県福岡市中央区天神
広告・マーケ・IT領域のキャリアメディア「CAREER EDIT」の運営、および関連するクリエイティブ・編集事業を手掛ける。
記事一覧 > 企業情報 > 電通デジタル
総合広告代理店グループのデジタル戦略中核会社
従業員数
約3,200名
平均年収
約850万円
取材収録
2本
現場の声
12件
業界内での立ち位置
電通本体のデジタル案件の受け皿として、クライアント規模・予算ともに国内トップクラスの仕事ができる環境。ただし電通本体との関係性から、完全に独立した意思決定とは言えない側面もある。
活躍する人の特徴
事業会社での実務経験を持ち、かつ代理店の提案力を掛け合わせられる人材。社内政治よりも成果を重視する傾向が年々強まっている。
| 年代 | レンジ | 中央値 |
|---|---|---|
| 20代 | 500-800万 | 650万 |
| 30代 | 700-1,200万 | 900万 |
| 40代 | 900-1,800万 | 1,250万 |
データから始めると、ブランドが見えなくなる
電通デジタル・戦略本部 田中 直樹が問う、運用型時代のブランディング論
鈴木 健太/30代前半/戦略プランナー
仕事内容事業会社から転職して4年目。ここだと「仕事の主語」が明確に違う。事業会社は「自社の利益」、代理店は「クライアントの成功」。同じマーケティングでも、見えている景色が別物になる。
佐々木 美咲/20代後半/データアナリスト
カルチャー新卒3年目。同期の半分はすでに1〜2部署目で転職している。残っている人も「いつでも動ける」状態を維持している印象。常に外の相場を見ているから、社内の評価にも依存しすぎない。
記事一覧 > 職種図鑑 > コピーライター
— Job Encyclopedia / 職種図鑑 —
言葉で、ブランドと人の関係を設計する職種。広告における表現戦略の中核を担う。
— The Takeaway —
— Who should read this —
— Table of Contents / 目次 —
01 / OVERVIEW
広告の表現を言葉で設計する職種。商品・ブランドと人の関係を、短い言葉で成立させる専門家。
コピーライターは、広告・ブランディングの現場で使われる言葉(コピー)を考える職種である。テレビCMのセリフ、新聞・雑誌広告のキャッチ、ウェブバナー、商品名、コーポレートメッセージ、採用サイトの言葉まで、対象は幅広い。
単に「うまい文章を書く人」ではない。商品・サービスの価値を理解し、ターゲットの心理を読み、ブランドの世界観を言葉で設計する。商品開発・マーケティング戦略・メディアプランニングと並ぶ、広告の4大職能の一つ。
02 / OVERVIEW
生成AIの普及でコピーライターの仕事は二極化している。消える領域と、むしろ価値が増した領域がある。
2022年末のChatGPTの登場から約3年半。コピーライティングの現場は、実務レベルで大きく変化した。
短文のバリエーション出しや、既存コピーのローカライズなど、従来「コピーライターの仕事」とされていた領域の一部はAIで代替できるようになった。一方で、ブランド全体の哲学を言葉にする作業、一次取材から言葉を紡ぐ作業、経営レベルのメッセージ設計は、むしろ人間にしかできない領域として重要度が増している。
03 / WORK
キャッチ・ボディ・ネーミング・ブランドメッセージなど、広告における「言葉の全領域」を設計する。
コピーライターが扱う言葉は、媒体・目的によって大きく異なる。代表的な業務は以下の通り。
・テレビCMのコピー(キャッチ、ボディ、商品説明、タグライン)
・新聞・雑誌広告、グラフィック広告のコピー
・ウェブ広告、SNS広告、バナー、ランディングページ
・商品名・ブランド名・ネーミング
・コーポレートメッセージ、採用コピー、周年メッセージ
・ブランドブック、VI(ビジュアルアイデンティティ)の言語表現
・PR・広報のメッセージ設計
04 / WORK
同じ「コピーライター」でも、働く業態で仕事の中身・報酬・キャリアパスは大きく異なる。業界内の実態を7業態で整理する。
| 業態 | 主な案件規模 | 仕事の比重 | 年収水準 | キャリアの武器 |
|---|---|---|---|---|
| 大手総合代理店 電通、博報堂 |
最大規模(ナショナルクライアント、広告賞) | 戦略+表現+組織 | 最高水準 | 大規模キャンペーン、業界内の名前 |
| 総合代理店 ADK、東急、読売、大広、I&S BBDO |
大〜中規模(多様な業界) | 戦略+表現 | 高水準 | 幅広いジャンルの制作経験 |
| 独立系ブティック GO、TUGBOAT、チョコレイト、箱、enjin、Party |
中規模(質重視、賞レース) | 表現+個人ブランド | 振り幅大(看板CWなら最高水準) | 個人の名前、賞歴、尖った作品 |
| デジタル代理店 電通デジタル、サイバーエージェント、セプテーニ、アイレップ |
中規模(デジタル中心) | 表現+運用+数字 | 中〜高水準 | 運用知見、デジタル理解、数字責任 |
| 制作会社 博報堂アイ・スタジオ、TYO、AOI Pro.、エージー |
中小規模(代理店の下請けも含む) | 表現中心 | 中水準 | 制作本数、多職種経験 |
| 事業会社(インハウス) リクルート、サイバーエージェント、メルカリ、ユニリーバ、資生堂 |
自社ブランド | ブランド戦略+継続運用 | 中〜高水準(ストックオプションあり) | ブランド蓄積、事業視点 |
| フリーランス | 案件による(大〜小) | 表現+営業+事業運営 | 振り幅最大 | 個人の作品、ネットワーク、ブランド |
※編集部の取材・公開情報に基づく2026年4月時点の整理。系列ブティック(博報堂ケトル、SIX、NAVYなど)は総合代理店内の特別ポジションとして存在するが、原則として総合代理店入社後の配属・異動で所属する。
05 / WORK
典型的なキャンペーン案件では、オリエンから納品まで2週間〜3ヶ月。工程は大きく6段階。
業態や案件規模で異なるが、代理店・制作会社での典型的な流れを整理する。
1. オリエンテーション(1日)
クライアントから課題・ターゲット・予算・納期の説明を受ける。
2. 調査・インサイト発見(3-7日)
市場・競合・ターゲット調査。マーケ情報と照らし合わせて、コピーで解決すべき「本当の課題」を定義する。
3. 企画・コピー開発(1-3週間)
大量のコピーを書き出す。1本のキャッチが採用されるまでに100-200本のコピーを書くことも珍しくない。
4. チーム内レビュー(随時)
CD(クリエイティブディレクター)、AD(アートディレクター)、営業との共同検討。多くの案がボツになる。
5. クライアント提案(1-2回)
選抜した案をクライアントにプレゼン。戦略の説明から入り、コピー案を複数提示する。
6. 実制作・媒体展開(2-4週間)
採用案を基に、撮影・デザイン・動画制作。コピーライターは立会い、微修正を行う。
06 / WORK
コピーライターの仕事は、社会に残る言葉として蓄積される。代表的な仕事例。
過去の優れたコピーの事例を一部紹介する(具体コピーの引用は権利の関係から避ける)。
・化粧品ブランドのタグライン開発
・鉄道会社の長期キャンペーン
・ゲーム業界の新作ローンチコピー
・就職情報誌のコーポレートメッセージ
・飲料メーカーの季節キャンペーン
これらの仕事は、広告賞(TCC賞、ADC賞、カンヌライオンズなど)として評価され、業界内の評価指標になる。
07 / DATA
業態×年代で、年収は大きく異なる。特に40代以降は、業態の選択が年収上限を決める。
| 20代 | 30代 | 40代 | 50代〜 | |
|---|---|---|---|---|
| 大手総合代理店 電通、博報堂 | 450-700万 | 700-1,100万 | 1,100-1,800万 | 1,500-2,500万 |
| 総合代理店 ADK、東急、読売、大広、I&S BBDO | 400-600万 | 550-850万 | 800-1,200万 | 1,000-1,500万 |
| 独立系ブティック GO、TUGBOAT、チョコレイト ほか | 350-550万 | 500-900万 | 700-1,500万 | 800-2,500万 |
| デジタル代理店 電通デジタル、サイバーエージェント ほか | 380-550万 | 550-800万 | 750-1,100万 | 900-1,400万 |
| 制作会社 博報堂アイ・スタジオ、TYO ほか | 350-500万 | 500-700万 | 650-900万 | 700-1,000万 |
| 事業会社(インハウス) | 420-580万 | 600-900万 | 800-1,200万 | 1,000-1,500万 |
| フリーランス | 200-500万 | 400-1,000万 | 500-1,500万 | 400-2,000万 |
※公開求人情報・業界相場・編集部の取材に基づく2026年4月時点の編集部算定値。個人差は大きい。数字は業態構造の確定後、改めて精査予定。
08 / DATA
キャリアの分岐点は30代前半。そこで「深める・広げる・独立」の3方向に分かれる。
コピーライターのキャリアは、入社から5-8年は共通だが、30代前半で大きく分岐する。
アシスタント(2-3年)→ジュニアコピーライター(2-3年)→コピーライター(3-5年)
A. 縦に深める
シニアコピーライター → クリエイティブディレクター(CD) → 役員・ECD
表現の達人を目指すルート。業界内での評価は高いが、収入の上限は組織構造に依存する。
B. 横に広げる
統合プランナー → 戦略プランナー → 事業会社CMO候補
コピーを書ける「戦略人材」として市場価値を高めるルート。事業会社への転職が現実的な選択肢になる。
C. 独立する
フリーランス → 独立事務所 → 経営者
個人のブランドを武器にするルート。成功すれば上限なし、失敗すれば収入は不安定。
09 / FUTURE
AIに置き換えられる業務と、むしろ価値が増す業務を区別することが、キャリア設計の出発点。
2026年時点で、コピーライターの業務は以下のように整理できる。
・短文のコピーバリエーション出し
・既存コピーの多言語展開
・SEO向けのランディングページコピー
・SNS広告の定型文
・ブランド全体の世界観設計
・一次取材から言葉を紡ぐ(インタビュー、現場の観察)
・経営者の意図を言語化する
・社会課題を言葉で可視化する
・長期にわたる一貫した言語戦略の設計
10 / ENTRY
ルートは複数ある。新卒なら広告代理店/制作会社、中途ならポートフォリオと実績で勝負する。
総合広告代理店・デジタル代理店・制作会社のクリエイティブ部門に新卒入社するのが王道。書類選考→ポートフォリオ提出→面接→実技試験の流れ。宣伝会議のコピーライター養成講座受講者も多い。
営業、マーケティング、編集などから社内異動でコピーライターに転向するパターン。または制作会社への中途入社で経験を積む。
ライター・編集者・マーケターからの転向が比較的多い。副業・コンテスト受賞・SNS発信などで実績を作ってから転職するのが現実的。
11 / ENTRY
書類・ポートフォリオ・面接・実技試験の4段階。ポートフォリオが最重要。
1. 書類選考
履歴書・職務経歴書に加え、ポートフォリオ(作品集)の提出が一般的。これが選考で最重要。
2. 一次面接
人事・クリエイティブ部門の担当者との面接。志望動機、これまでの作品、今後やりたいことを聞かれる。
3. 実技試験
指定されたテーマ(商品・サービス)に対して、コピーを数本書いて提出。所要時間は2-6時間程度。
4. 最終面接
クリエイティブディレクター・役員との面接。作品への質問、業界観、長期的なキャリア観が問われる。
12 / ENTRY
コピーを書き続けることに加え、一次取材・戦略思考・業界動向のキャッチアップが不可欠。
毎日コピーを書く、ボツ案も含めて蓄積する、他者の良いコピーを写経する。
人に会う、現場を訪れる、異業界の本を読む。コピーの源泉はインプットの量と質に比例する。
TCC(東京コピーライターズクラブ)、ADC、業界セミナーへの参加。同世代・先輩コピーライターとのネットワーク。
TCC新人賞、宣伝会議賞、カンヌライオンズ。受賞は業界内での名刺代わりになる。
13 / Q&A
読者から編集部によく寄せられる質問と、編集部の回答。
コピーライターは広告媒体で短文の戦略的表現を作る職種、コンテンツライターはWebメディアで長文の情報記事を書く職種。求められるスキルも年収レンジも異なる(コピーライター:400-1,500万円、コンテンツライター:300-800万円)。
新卒か、ライター・編集・マーケなどの隣接職種からの転向が現実的。完全未経験から中途で入るのは難しいが、コンテストでの受賞や自主制作のポートフォリオで実績を作れば可能性はある。
業態と年代で大きく異なる。20代で350-600万、30代で500-1,000万、40代で700-1,500万が一般的なレンジ。総合代理店・外資・フリーの上位層は上限が大きく上がる。
業界内の通例として10-20作品。未経験者の場合は、自主制作でも10作品以上あると選考で見てもらえる。量より質、ただし量も必要。
「言葉を書く」スキル以上に、「言葉で戦略を設計する」「一次情報から言葉を紡ぐ」「経営レベルのメッセージを作る」スキル。AIはコピーのバリエーション出しは得意だが、戦略の骨格を作るのはまだ人間の領域。
代替されやすい:短文のバリエーション出し、定型的なLPコピー、SNS広告の量産。代替されにくい:ブランドの世界観設計、経営者メッセージ、一次取材を基にした言語化。
業界内での評価に直結する。特にTCC新人賞、ACC賞、カンヌなどの主要賞の受賞歴は、書類選考を通りやすくし、年収交渉でも有利に働く。ただし賞が全てではなく、実務経験と両立させる必要がある。
企業による。総合代理店は依然としてオフィス出社の比率が高い傾向。デジタル代理店・制作会社はリモート可が多い。副業も同様で、大手代理店は禁止または申告制、中小・フリーランスに近い形態は柔軟。
一概には言えない。総合代理店は多様な業界の案件に触れられ、業界内ネットワークが広がる。事業会社は一つのブランドに深く関われ、マーケティング戦略の全体像を把握できる。30代以降に選ぶ道で、後の年収とキャリアの上限が変わる。
主に3方向。(A)クリエイティブディレクター・役員への昇進、(B)統合プランナー・事業会社CMOへの横展開、(C)独立・起業。30代前半で意識しておくと、その後の選択肢が広がる。
業界では30代後半〜40代前半が多い。代理店で10-15年の実績を積み、指名される名前がついてから独立するパターンが成功率が高い。早すぎる独立は収入不安定になりがち。
日系に比べてブランド戦略・グローバル展開の案件が多い。給与水準は高めだが、成果主義で評価が厳しい。英語力は必須。キャリアの武器として「外資経験」は転職市場で明確に評価される。
「コピーライター」という肩書きは残るが、仕事の中身は大きく変化する。短文量産型の仕事は減り、戦略設計・ブランド哲学の言語化などの高度な仕事に集中していく。上位職は残り続けるが、ジュニア層の職域は縮小する可能性が高い。
業界全体で女性のコピーライターは増えている。特に事業会社、フリーランスは柔軟な働き方がしやすい。代理店は出産・育児後の働き方に関しては会社による差が大きく、事前の情報収集が重要。
編集部は特定の転職エージェントや企業との利害関係がなく、中立的な視点でアドバイスできる。個別求人の紹介は行わないが、キャリアの選択肢・業界の実態・次のステップの考え方について、編集的視点で相談に応じる。
14 / DEEP DIVE
コピーライティングの基礎から現代の応用まで、編集部が厳選。
・『広告コピーってこう書くんだ!読本』谷山雅計
・『伝わっているか?』小西利行
・『ステートメント宣言。』岡本欣也
・『言葉にできるは武器になる。』梅田悟司
・『ほんとうの考える力を身につけるためのコピーライター的思考法』一倉宏
・月刊『宣伝会議』『ブレーン』
・TCC(東京コピーライターズクラブ)の年鑑
・カンヌライオンズ、ACC賞の受賞作品集
・『USJを劇的に変えた、たった1つの考え方』森岡毅
・『アイデアのつくり方』ジェームス・W・ヤング(古典だが必読)
・各ブランドのオウンドメディア(Nike、Apple、BMWなど)
15 / DEEP DIVE
コピーライターのリアルを、現役・転職経験者・編集部の視点で深掘り。
Career Interview
データから始めると、ブランドが見えなくなる。電通デジタル・田中直樹
Voices from the Floor
博報堂で10年、ようやく「自分の色のチーム」ができた
Transitions
博報堂CD→独立起業。一時的に年収は下がったが、3年で戻した
Editor's Note
代理店の「年収カーブ」は、なぜ30代で急停止するのか。|編集長に聞く Vol.5
16 / DEEP DIVE
コピーライターが活躍する代表的な企業(業態別)。
電通、博報堂、ADK、電通デジタル、TBWA HAKUHODO、博報堂ケトル
GO、W、箱、TUGBOAT、TBWA、enjin、ADKクリエイティブ・ワン
博報堂アイ・スタジオ、エージー、たき工房、モンタージュ、TYO
リクルート、サイバーエージェント、メルカリ、ユニリーバ、資生堂、ファーストリテイリング
17 / FROM EDITOR
コピーライターという職種の未来と、選ぶにあたって編集部が伝えたい3つのこと。
コピーライターの仕事は、2026年現在、大きな転換期にある。AIの登場で一部の業務は消えつつあり、一方で「人間にしかできない言葉の仕事」の価値はむしろ上がっている。この職種を検討する方に、編集部から3つ伝えたい。
コピーを量産するだけの仕事は、今後急速にAIで代替される。コピーライターを目指すなら、早い段階で「戦略設計」「一次取材」「経営メッセージ」のどれかに寄せていく意識が必要。「うまい文章を書きたい」という動機だけだと、10年後に自分の居場所を失う可能性がある。
20代〜30代前半までは、業態による年収差は大きくない。しかし40代以降、特に役職がつき始めると、業態による年収の上限が明確に分かれる。総合代理店の上位層(電通・博報堂・ADK)とデジタル代理店では、同じ役職でも年収が数百万円違ってくる。業態の選択は、キャリアの方向性だけでなく、生涯年収を左右する。
前述の通り、30代前半でキャリアは「縦に深める」「横に広げる」「独立する」の3方向に分岐する。この分岐を意識せずに過ごすと、気づいた時には選択肢が狭まっている。20代のうちから、自分がどの方向に進みたいかを考え、そのために必要な経験を選んで積むことが重要。
コピーライターは、AIの時代でも消えない仕事である。ただし、生き残るコピーライターと消えるコピーライターは、今この瞬間に分岐している。この記事を読んでいる方が、その分岐の正しい側に立てることを、編集部は願っている。
This article was crafted by
取材・執筆
北川 誠
編集
丸本 翔一
記事一覧 > 職種図鑑 > マーケター(事業会社)
— Job Encyclopedia / 職種図鑑 —
事業会社でブランド・プロダクト・顧客の関係を設計する職種。業界セグメントで仕事の中身は大きく異なる。
— This is a Hub Article / ハブ記事 —
この記事は「マーケター(事業会社)」の全体像を扱います。
業界セグメント別の深掘りは、以下の子記事をご覧ください。
— The Takeaway —
— Who should read this —
— Table of Contents / 目次 —
01 / OVERVIEW
事業会社でブランド・プロダクト・顧客の関係を設計する職種。戦略から実行まで、事業成長の責任を担う。
マーケターとは、事業会社において自社のブランド・プロダクト・サービスと、顧客の関係を設計・運営する職種である。市場分析、顧客理解、戦略立案、施策実行、効果測定までを一貫して担い、事業の成長に責任を持つ。
「広告宣伝担当」や「販売促進担当」とは異なり、マーケターはビジネス全体の成長戦略に関わる。商品開発、価格設計、流通戦略、ブランドコミュニケーション、CRM、データ分析までが守備範囲。事業会社では、CMO(最高マーケティング責任者)や事業責任者への通過点となる重要なポジションである。
02 / OVERVIEW
マーケターの需要は業界セグメントで明暗が分かれている。AI時代に「戦略を設計できるマーケター」の市場価値が上がっている。
2026年現在、事業会社のマーケター市場は、業界セグメントによって明暗が分かれつつある。
BtoB SaaS、D2C、スタートアップなど、デジタル中心の業界では、マーケターの需要が継続的に高い。一方、大手BtoCメーカーでは、マーケティング部門の統廃合・デジタル化への移行が進み、従来型のブランドマーケターの職域は縮小傾向にある。
AI時代の変化としては、定型的なマーケティングオペレーション(広告運用の細かな調整、レポート作成、顧客分析の基本作業)はAI・自動化ツールで代替されつつある。逆に、市場戦略の設計、ブランドの長期的な方向性決定、顧客インサイトの質的な発見など、人間の判断が必要な領域の価値が増している。
03 / WORK
マーケターの仕事は「市場理解・戦略設計・施策実行・効果測定」の4プロセス。業界で比重は異なるが、全業界に共通する枠組み。
事業会社のマーケターの業務は、業界セグメントが違っても、大きくは以下の4プロセスに分けられる。
市場規模・競合分析・顧客インサイトの把握。定量調査(アンケート、購買データ分析)と定性調査(インタビュー、エスノグラフィー)を組み合わせる。
誰に、何を、どう届けるかの戦略を言語化。STP(セグメンテーション・ターゲティング・ポジショニング)、4P/4C、カスタマージャーニーなどのフレームを使う。
広告・コンテンツ・CRM・イベント・PRなど、各チャネルでの実行。社内外のパートナー(代理店、制作会社、ベンダー)とのディレクション。
KPIを定め、実施した施策の成果を測定。データ分析に基づいて次の戦略にフィードバック。
04 / WORK
同じ「マーケター」でも、業界セグメントで仕事の中身・年収・キャリアパスは大きく異なる。5つのセグメントを比較する。
| BtoC | BtoB / SaaS | D2C | スタートアップ | メーカー | |
|---|---|---|---|---|---|
| 主な仕事 | ブランド構築、大規模キャンペーン | リード獲得、ナーチャリング、ABM | CRM、LTV向上、EC運用 | グロース施策、PMF追求 | 商品企画、販促、ブランド戦略 |
| チャネル | TV / OOH / SNS / PR | オウンドメディア / ウェビナー / イベント | EC / SNS / メール | デジタル全般(高速PDCA) | 流通 / 広告 / 販促 |
| KPI | 認知、ブランドリフト | パイプライン、MQL、SQL | CVR、LTV、リピート率 | アクティブユーザー、MRR | 売上、シェア |
| 年収レンジ | 500-1500万 | 600-1800万 | 500-1200万 | 500-1200万 + SO | 500-1400万 |
| 次のキャリア | CMO、事業責任者 | CMO、VC、起業 | CMO、独立、起業 | CMO、CEO、独立 | 事業責任者、CMO |
| AI時代の変化 | 大手再編、職域縮小 | 需要拡大傾向 | AI活用で効率化 | AIネイティブな設計 | 統廃合進行中 |
※公開求人情報・業界相場・編集部の取材に基づく2026年4月時点の整理
05 / WORK
典型的なマーケティングプロジェクトは3-6ヶ月単位。戦略策定から施策実行、効果測定まで6工程。
マーケターの仕事は、業界による違いはあるが、大まかには以下の6工程で進む。
1. 事業戦略の把握(1-2週間)
事業責任者・経営層と対話し、マーケティングに期待される役割を確認する。KGIの合意。
2. 市場・顧客調査(2-4週間)
競合分析、市場調査、顧客インタビュー、データ分析。「誰が、なぜ買うか/使うか」の解像度を上げる。
3. 戦略立案(2-3週間)
ターゲット定義、ポジショニング、コミュニケーション戦略、予算配分、KPI設計。経営層へのプレゼン。
4. 施策企画・パートナー選定(1-2ヶ月)
具体的な施策のプランニング。代理店、制作会社、ベンダーなど外部パートナーの選定。
5. 実行・運用(2-6ヶ月)
施策の実行、効果測定、改善サイクル。多くの場合、複数の施策が並行する。
6. 振り返り・次期計画(1-2週間)
成果の分析、学びの言語化、次期戦略への反映。
06 / WORK
業界セグメントごとに代表的な成果のパターンがある。
事業会社のマーケターの成果は、業界によって大きく異なる。以下は典型的な成果事例。
・新ブランドの立ち上げからマーケットシェア◯位獲得
・既存ブランドのリブランディングによる売上◯%向上
・BtoB SaaSの年間契約数◯倍、ARR◯億円成長
・D2Cブランドの初年度売上◯億円達成
・新市場(海外・新セグメント)への参入成功
・マーケティング部門の立ち上げ・組織化
業界セグメント別の具体的事例は、子記事で詳しく扱う。
07 / DATA
業界セグメント×年代で、年収は大きく異なる。BtoB SaaSの上位層が最高水準、D2C・スタートアップは振り幅が大きい。
| 20代 | 30代 | 40代 | 50代〜 | |
|---|---|---|---|---|
| BtoC(メーカー・サービス) | 450-650万 | 650-1,000万 | 900-1,400万 | 1,200-1,800万 |
| BtoB / SaaS | 500-750万 | 750-1,200万 | 1,000-1,800万 | 1,400-2,500万 |
| D2C | 420-600万 | 600-900万 | 800-1,200万 | 900-1,500万 |
| スタートアップ | 400-700万+SO | 600-1,000万+SO | 800-1,500万+SO | 1,000-2,000万+SO |
| メーカー(伝統産業) | 450-600万 | 600-900万 | 800-1,300万 | 1,000-1,500万 |
※公開求人情報・業界相場・編集部の取材に基づく2026年4月時点の編集部算定値。SOはストックオプション。
08 / DATA
「担当者で終わる道」と「CMO候補になる道」の分岐は入社3年で決まる。
事業会社マーケターのキャリアは、入社後3年で方向性が見えてくる。
マーケティング担当者(実行)→ マネージャー候補(数字責任)
A. CMO候補ルート
マーケティングマネージャー → マーケティング部長 → CMO
経営視点、事業戦略への関与、P&L責任を持つ。同じ会社で昇進する場合と、転職で駆け上がる場合がある。
B. 専門領域深化ルート
CRMマーケター、ブランドマーケター、プロダクトマーケターなどの専門家に特化。業界を変えながら専門性を磨く。
C. 独立・起業ルート
フリーランスコンサルタント、独立、起業。事業会社マーケターの経験を活かしてD2Cブランドを立ち上げるパターンも多い。
09 / FUTURE
オペレーション中心のマーケターはAIに置き換えられやすい。戦略・顧客理解・ブランド構築を軸にしたマーケターの価値が上がっている。
2026年時点、マーケターの業務のAI代替は以下のように進んでいる。
・広告運用の細かな調整・入札管理
・データ集計、レポート作成
・顧客セグメントの基本分析
・A/Bテストの自動化
・メルマガ・LP文案の下書き作成
・市場戦略の設計・意思決定
・顧客インサイトの質的な発見(定性調査、エスノグラフィー)
・ブランドの長期的方向性の設計
・経営層・事業責任者との戦略対話
・異業界・異領域のアイデア統合
・社内外の複雑な利害調整
10 / ENTRY
新卒・中途・異業界、全てのルートが存在する。業界セグメントによって入り方が異なる。
事業会社のマーケティング部門への新卒入社が王道。大手BtoCメーカー(P&G、ユニリーバ、花王、資生堂、日清食品)は難関だが、マーケターの登竜門として知られる。BtoB SaaS企業(Salesforce、Sansan、freeeなど)も新卒マーケター採用を強化している。
総合代理店・デジタル代理店の戦略プランナーやアカウントエグゼクティブから、事業会社マーケターへの転職は非常に多い。代理店経験で複数業界のマーケティングを見てきた視点は、事業会社で重宝される。
マッキンゼー、BCG、アクセンチュアなどのコンサルファームから事業会社マーケター・CMOへの転職も増えている。戦略思考の強みを活かしやすい。
営業、商品企画、カスタマーサクセス、編集者、ライターなど、顧客と向き合ってきた職種からの転向もある。業界内のネットワーク、顧客理解の深さが武器になる。
11 / ENTRY
書類・事例プレゼン・面接・課題の4段階。事例プレゼンと課題が選考の肝。
1. 書類選考
履歴書・職務経歴書・これまでの成果(数字付き)の提出。「何を、どう改善して、どんな結果を出したか」を明確に記述する必要がある。
2. 一次面接
人事・マーケティング部門責任者との面接。これまでの成果、マーケティングに対する考え方、志望動機を聞かれる。
3. 事例プレゼン / 課題
過去の実績のプレゼンテーション。または、企業から課題(例:「このプロダクトのマーケ戦略を立てて」)を与えられ、数日で回答を作成。
4. 最終面接
CMO・事業責任者・CEOとの面接。戦略観、長期的なキャリア観、経営視点が問われる。
12 / ENTRY
実務経験に加えて、業界動向のキャッチアップ、データ分析力、戦略思考の継続的な磨き込みが必要。
MarkeZine、日経クロストレンド、Think with Google、McKinsey & Company、HubSpotのブログなど、業界メディアを継続的にチェックする。
マーケターキャリア協会(MCA)、Japan Marketing Association、業界カンファレンス(MarkeZine Day、Adobe Summit)への参加。
グロービス経営大学院、MBA、海外カンファレンス(Cannes Lions、SXSW)、コミュニティ(QUMZINE、Marketing Agenda)。
SQL、Tableau、Looker、Google Analytics 4の基本操作。AI時代でもデータを自分で触れる力は必須。
13 / Q&A
読者から編集部によく寄せられる質問と、編集部の回答。
マーケターは市場戦略・商品戦略・ブランド戦略まで広範囲を担当する。広告宣伝担当は主に広告・プロモーションの企画・運用を担う。マーケターの一領域が広告宣伝、という関係。
一概に言えない。代理店は複数業界・多様なブランドに関われ、スキルの幅が広がる。事業会社は一つのブランドに深く関わり、P&L責任を持てる。30代以降は事業会社の方が年収・権限とも大きくなる傾向。
新卒なら可能。中途の完全未経験は難しい。営業・商品企画・カスタマーサクセスなどの隣接職種で顧客理解の経験を積んでからの転向が現実的。
業界セグメント×年代で大きく異なる。全体平均では、30代で650-1000万、40代で900-1400万が中心レンジ。BtoB SaaSは50代で2000万超えも一般的。
「マーケター」という肩書きは残るが、仕事の中身は大きく変わる。オペレーション中心のマーケターは職域が縮小し、戦略・ブランド・顧客理解を軸にしたマーケターに集約される見通し。今の仕事の内容次第で、10年後の自分の居場所が決まる。
編集部の見解として、BtoB / SaaS、スタートアップ、D2Cが成長中。伝統的BtoCメーカーは構造再編期。メーカーは業界により明暗が分かれる。詳細は各子記事を参照。
必須ではないが、外資系BtoB SaaSや大手BtoC企業のCMO候補ポジションでは有利。日系企業では、MBAよりも事業会社での実績の方が評価される傾向がある。
志向による。マーケティングのプロフェッショナルとして特定領域を極めたいなら専門職。事業全体の意思決定をしたいなら事業責任者・CMO。30代のうちにどちらを目指すか意識的に選ぶべき。
業界による。スタートアップ・D2Cなら30代前半で就任するケースもある。大手BtoCメーカーなら40代後半〜50代が一般的。外資系BtoB SaaSは30代後半〜40代で就任が多い。
SQL、Tableau/Looker、GA4の基本操作は必須。高度な統計モデリングや機械学習は必ずしも必要ないが、データサイエンティストと対話できるリテラシーは求められる。
可能。30代後半以降、フリーランスコンサルタント・独立起業・D2Cブランド立ち上げなどのパターンがある。事業会社での実績と業界ネットワークが独立後の強みになる。
業界・企業による。BtoB SaaS、D2C、スタートアップはリモート可が多い。大手BtoCメーカーはオフィス出社が主流に戻りつつある。
外資系は年収・成果主義・英語環境がメリット、一方で解雇リスクも。日系は安定性・長期キャリアがメリット、年収の伸びは鈍化傾向。自分のキャリア志向・リスク許容度で選ぶ。
「実行担当者」から「マネージャー・戦略家」への転換が問われる年代。転職先で求められる役割を明確にし、自分のスキルセットが合うかを慎重に判断する必要がある。
編集部は特定の転職エージェントや企業との利害関係がなく、中立的な視点でアドバイスできる。個別求人の紹介は行わないが、業界セグメントの選び方、キャリア設計、次のステップの考え方について、編集的視点で相談に応じる。
14 / DEEP DIVE
マーケティングの古典から現代の実践まで、編集部が厳選。
・『マーケティング・マネジメント』フィリップ・コトラー
・『ブランディング22の法則』アル・ライズ/ローラ・ライズ
・『ポジショニング戦略』アル・ライズ/ジャック・トラウト
・『USJを劇的に変えた、たった1つの考え方』森岡毅
・『確率思考の戦略論』森岡毅/今西聖貴
・『〇〇マーケティングって115種類あんねん。』西口一希
・『シン・顧客戦略』西口一希
・『DIGITAL CHANGE』雨宮寛二
・『ファンベース』佐藤尚之
・『次世代コミュニケーションプランニング』高広伯彦
・MarkeZine、日経クロストレンド
・Think with Google、McKinsey & Company
・ポッドキャスト:PIVOT、Marketing Agenda
15 / DEEP DIVE
業界セグメント別の子記事、関連職種、現場の声・転職者の声へのリンク。
— Industry Segment Deep Dive / 業界セグメント別の深掘り —
Deep Dive
マーケター(BtoB / SaaS)
Deep Dive
マーケター(BtoC)
Deep Dive
マーケター(D2C)
Deep Dive
マーケター(スタートアップ)
Deep Dive
マーケター(メーカー)
Career Interview
データから始めると、ブランドが見えなくなる。電通デジタル・田中直樹
Voices from the Floor
博報堂で10年、ようやく「自分の色のチーム」ができた
Transitions
外資コンサルからBtoB SaaS・CMOへ。年収1.5倍と経営への関与
Editor's Note
「担当者で終わる」か「CMO候補になる」か。入社3年の使い方で決まる
16 / DEEP DIVE
事業会社のマーケターが活躍する代表的な企業(業界セグメント別)。
P&G、ユニリーバ、ネスレ、コカ・コーラ、ロレアル
花王、資生堂、日清食品、サントリー、キリン、アサヒ、任天堂、ソニー
Salesforce、HubSpot、Adobe、AWS、Microsoft
Sansan、freee、マネーフォワード、SmartHR、カミナシ、ラクス
ベースフード、スノーピーク、COHINA、メルカリ、BASE
メルカリ、LayerX、Ubie、カケハシ
17 / FROM EDITOR
マーケターという職種を検討する方へ、編集部から3つのアドバイス。
事業会社マーケターの市場は、2026年現在、業界セグメントによって全く異なる顔を見せている。「マーケターになりたい」という動機を持つ方に、編集部から3つ伝えたい。
「マーケターになりたい」だけでは、キャリアの方向性は定まらない。BtoBとBtoC、大手とスタートアップ、オペレーションと戦略。これらは別物である。20代のうちに、自分がどのセグメント・どのポジションを目指すかを意識的に選ぶことで、10年後の到達点が変わる。このハブ記事で全体像を掴んだら、子記事で特定セグメントを深掘りしてほしい。
「マーケティング担当者として入社した人」の多くは、10年経っても担当者のままである。一方、経営者・事業責任者と早い段階で対話し、数字・戦略の話に加われるポジションに立った人は、マネージャー・CMO候補への道が開ける。この分岐は、入社3年目くらいで決まる。担当領域を狭く深く掘るのではなく、意識的に事業全体を見る視点を持つべき。
マーケティングのオペレーション(広告運用、メール配信、レポート作成)は、急速にAI・自動化ツールで代替されつつある。AI時代に生き残るマーケターは、「戦略を設計できる人」「顧客を深く理解できる人」「ブランドを長期で構築できる人」である。今の仕事の大半がツール運用・データ処理になっているなら、早めに戦略側・顧客側へのシフトを考えるべき。
マーケターは、AI時代でも消えない仕事である。ただし、どのマーケターが生き残るかは、今この瞬間の選択で決まっている。この記事を読んでいる方が、その選択の正しい側に立てることを、編集部は願っている。
This article was crafted by
取材・執筆
南 理沙
編集
丸本 翔一
記事一覧 > 職種図鑑 > マーケター(事業会社)> BtoB / SaaS
— Job Encyclopedia / Deep Dive / 職種図鑑・深掘り —
ソフトウェアを法人に売る戦略設計者。リード獲得からパイプライン、契約継続まで、BtoBならではの長期戦を担う。
— This is a Deep Dive Article / 深掘り記事 —
この記事は「マーケター(事業会社)」の業界セグメント深掘りです。全体像は親記事をご覧ください。
マーケター(事業会社)— 親記事・全体像
— The Takeaway —
— Who should read this —
— Table of Contents / 目次 —
01 / OVERVIEW
法人顧客を対象にSaaSプロダクトの認知・獲得・継続を設計する職種。BtoCと大きく異なる「長期戦型」のマーケティング。
BtoB / SaaSマーケターとは、法人向けソフトウェア(SaaS、Software as a Service)を提供する企業で、顧客の獲得・継続の戦略を設計するマーケターである。
消費者向けマーケティングと大きく異なるのは、「意思決定者が複数いる」「購買サイクルが長い」「契約後の継続率が最重要KPI」の3点。単発の購買を狙うのではなく、長期的な関係構築を前提にマーケティングを設計する必要がある。
日本のSaaS市場は2020年代に急拡大し、2026年現在も成長が続いている。Sansan、freee、マネーフォワード、SmartHR、ラクスなどの国産SaaS企業の上場、Salesforce、HubSpot、Adobe、AWSなど外資系SaaSの日本法人拡大により、BtoBマーケターの需要は右肩上がりである。
02 / OVERVIEW
SaaS市場は拡大続くが、「競合過多」「差別化の困難さ」「購買者のAI活用」という新しい課題に直面している。
2026年のBtoB SaaSマーケティング市場には、いくつかの顕著な変化がある。
第一に、SaaS企業の数が増え、ほぼすべてのカテゴリで競合が乱立している。かつては「カテゴリ内で最初に想起される」だけで差別化できたが、現在は機能・価格での差別化が難しく、「なぜこの会社から買うか」の物語性が重要になっている。
第二に、購買者側のAI活用が進んでいる。プロダクト比較、ベンダー選定、RFP作成など、従来マーケターが介入していたプロセスに、購買者がChatGPTやPerplexityを使い始めている。「Webサイトのコンテンツを読ませる」ではなく、「AIに学習させる」「AI検索で引用される」という新しい戦場が生まれている。
第三に、BtoBマーケターに求められる役割が「リード獲得の量産」から「パイプライン品質とブランド構築」へシフトしている。MQL(Marketing Qualified Lead)の数を追うだけでは経営層に評価されず、ARR(年間経常収益)成長への寄与を説明できる必要がある。
03 / WORK
リード獲得、ナーチャリング、パイプライン管理、CRM、ブランドの5領域が主戦場。BtoCとは違う。
1. デマンドジェネレーション(需要創出)
広告、SEO、オウンドメディア、ウェビナー、イベント等による認知獲得とリード獲得。
2. リードナーチャリング
獲得したリードを、メルマガ・ホワイトペーパー・ウェビナーで育成。MAツール(Marketo、HubSpot、Pardot等)の運用。
3. パイプライン管理
営業と連携して、商談化・受注までのプロセスを数字で管理。SFA/CRMツール(Salesforce等)を活用。
4. カスタマーマーケティング
既存顧客の継続・アップセル・事例化。カスタマーサクセスチームとの連携。
5. ブランド・コミュニケーション
企業ブランド、プロダクトブランドの構築。PR、イベント、ソートリーダーシップコンテンツ。
6. ABM(Account Based Marketing)
エンタープライズ向けに、特定の大口顧客をピンポイントで攻める戦略。
04 / WORK
同じSaaSでも、Horizontal / Vertical / Tech系で、マーケターの仕事はかなり違う。
| Horizontal SaaS | Vertical SaaS | Developer Tools / Tech系 | |
|---|---|---|---|
| 代表例 | Salesforce、freee、SmartHR | カミナシ、Ubie、Kaminashi | GitHub、Datadog、Vercel |
| 主な顧客 | 全業界の企業 | 特定業界(製造、医療、建設等) | エンジニア、開発組織 |
| マーケの主戦場 | 大量リード獲得、カテゴリ戦 | 業界深掘り、PR、事例 | コミュニティ、DevRel、技術発信 |
| 必要な知識 | マーケファネル全般 | 業界の商習慣・規制 | 技術の実装理解 |
| 年収水準 | 中〜高 | 中〜高 | 高(希少性) |
※編集部の業界観察に基づく2026年4月時点の整理
05 / WORK
BtoB SaaSのマーケファネルは、リード獲得から契約、さらに継続まで続く長期戦。
BtoB SaaSマーケターが扱うファネルは、以下の6段階で進行する。
1. Awareness(認知)
検索広告、SEO、ブランド広告、イベント登壇、PRなどで存在を知ってもらう。
2. Interest(興味)
ホワイトペーパーダウンロード、ウェビナー参加、ブログ閲覧など、情報収集行動を促す。
3. Consideration(比較検討)
製品資料請求、デモ申込、ケーススタディ閲覧。競合との比較検討が始まる。
4. Purchase(購買)
営業との商談、RFP対応、契約交渉。マーケターは営業支援コンテンツを提供。
5. Onboarding(導入)
カスタマーサクセスとの連携。初期活用の成功体験を設計。
6. Advocacy(推奨)
導入事例化、コミュニティ形成、NPS向上。顧客がマーケになる段階。
このファネル全体を俯瞰して、どこに穴があるか、どこを強化すべきかを判断するのがBtoB SaaSマーケターの仕事。
06 / WORK
BtoB SaaSマーケターの成果は、ARR成長への寄与で測られる。
BtoB SaaS業界における代表的な成果事例は以下のようなもの:
・新プロダクトのローンチから初年度ARR◯億円達成
・MQL数を◯倍に、かつ商談化率を◯%向上
・ブランド認知率を◯%引き上げ、指名検索流入を◯倍化
・特定業界(例:製造業)での導入シェア1位獲得
・カテゴリ創出(「◯◯マーケティング」のような新概念の提唱)
・国内から海外展開への橋渡し(日本発グローバルSaaSの初期設計)
07 / DATA
外資系SaaS>日系SaaSの順。特に40代以降、外資系の上位層は2,000万円超が標準。
| 20代 | 30代 | 40代 | 50代〜 | |
|---|---|---|---|---|
| 外資系SaaS(Salesforce等) | 600-850万 | 900-1,500万 | 1,300-2,200万 | 1,800-3,000万 |
| 日系上場SaaS(Sansan等) | 500-700万 | 700-1,100万 | 1,000-1,600万 | 1,300-2,000万 |
| 日系中堅SaaS | 450-650万 | 600-900万 | 800-1,200万 | 1,000-1,500万 |
| SaaSスタートアップ | 400-700万+SO | 600-1,000万+SO | 900-1,500万+SO | 1,200-2,500万+SO |
※公開求人情報・業界相場・編集部の取材に基づく2026年4月時点の編集部算定値。外資系は英語力が必須条件。
08 / DATA
SaaS業界内での移動、CMO昇進、独立、VC転身など、多様な選択肢がある。
SaaSマーケターは業界内での転職が非常に活発。3-5年で会社を変えながら、職域を広げていくパターンが一般的。
典型的な移動パターン:
・マーケティング担当者 → マネージャー → VP Marketing → CMO
・デマンド生成担当 → プロダクトマーケター(PMM)→ プロダクトマネージャー
・外資系SaaSの日本法人 → 日系スタートアップCMO
・日系SaaSの上場前フェーズ → 上場後の別SaaS CMO
・VC(ベンチャーキャピタル)のベンチャーパートナー
・SaaSスタートアップの起業
・コンサル(SaaSマーケに特化したアドバイザー)
・エンジェル投資家・メンター
09 / FUTURE
BtoB SaaSマーケティングは、購買プロセスへのAIの浸透で大きく変わっている。戦略・ブランド・コミュニティが軸になる。
・リード獲得のためのコンテンツ量産(ブログ記事、ホワイトペーパー)
・メール文案作成、ナーチャリングシナリオ設計
・レポート作成、KPIモニタリング
・広告コピーのバリエーション出し
・カテゴリ・ポジショニングの設計(カテゴリを作る、定義する)
・顧客の本当の意思決定プロセスの理解(インタビュー、観察)
・コミュニティ・イベント・ウェビナーでの「場づくり」
・ブランドの物語性・哲学の構築
・営業・カスタマーサクセスとの戦略的連携
10 / ENTRY
SaaSマーケターの入口は複数。BtoC出身、代理店出身、営業・CS出身など、多様なバックグラウンドから移行可能。
新卒でSaaS企業に入社、マーケティング部門に配属。Salesforce、freee、マネーフォワード、Sansan、サイボウズなどは新卒採用を積極化している。
BtoCからの転職は多い。ただし「思考の切り替え」が必須。CVRやクリック率ではなく、ARR・パイプライン・継続率を見る視点への転換が必要。初期は戸惑う人が多い。
総合代理店・デジタル代理店の出身者がSaaS企業の事業会社マーケターに移るパターン。特にBtoB領域の経験があると重宝される。
SaaS業界内で、営業・カスタマーサクセスからマーケターへのキャリアチェンジも増えている。顧客理解の深さを武器に、マーケティング側に移ることができる。
Developer Tools系SaaSでは、エンジニアやプロダクトマネージャーからのマーケター転向も。技術理解の深さが差別化になる。
11 / ENTRY
書類・面接・課題・リファレンスチェックの4段階。数字で語れるかが選考の肝。
1. 書類選考
職務経歴書で「何を、どう改善して、どんな結果を出したか」を数字で示せるかが重要。ARR、MQL、パイプラインなどのSaaS特有の指標を使い慣れているか。
2. 一次面接
マーケティング部門責任者との面接。これまでの成果、SaaSマーケティングへの理解度、志望動機を聞かれる。
3. 課題プレゼン
「当社のマーケティング戦略を考えて」という課題を与えられ、数日で回答を作成。プレゼン能力、戦略思考が試される。
4. 最終面接 + リファレンス
CMO・CEOとの最終面接。同時に、前職の上司・同僚へのリファレンスチェックが行われることも多い。外資系は特に厳しい。
12 / ENTRY
業界動向のキャッチアップ、コミュニティ、ツールスキル、英語力の4軸でスキルアップ。
SaaStr、HubSpot Blog、First Round Review、Reforge、Lenny's Newsletter(英語)。日本ではSmartHR Tech Blog、Sansan Tech、Classi Tech Blogなど、SaaS企業のオウンドメディア。
SaaS Marketing Conference、JPMA(日本プロダクトマーケティング協会)、SaaS塾、PLGMARKETING、Marketing Agenda。
Salesforce、HubSpot、Marketo、Pardot、Mixpanel、Segment、dbt、Looker、Tableau。外資系SaaSではほぼ必須。
外資系SaaSでは必須。日系でもグローバル展開するSaaS企業ではあった方が昇進に有利。グローバルの最新トレンドを英語で直接キャッチアップできるかが、情報格差を生む。
13 / Q&A
読者から編集部によく寄せられる、BtoB SaaSマーケターについての質問。
意思決定プロセスの長さと複雑さ。BtoCは個人の瞬間的な判断、BtoBは複数の意思決定者が関わる数ヶ月のプロセス。追うべきKPIも、必要なスキルも、全く違う。
可能だが、思考の切り替えが必要。BtoCのブランド視点・顧客理解の深さは武器になる一方、BtoB特有のパイプライン管理・営業連携・長期プロセス設計への適応が必須。入社後1年は学びの期間と覚悟した方がいい。
全体平均で30代後半〜40代で1,000-1,800万が中心レンジ。外資系は1,500-2,500万、日系は800-1,500万が目安。スタートアップはストックオプションで大化けの可能性がある。
外資系SaaSは必須。日系上場SaaSでもグローバル展開を視野に入れるなら必要。TOEIC 800点以上、できれば900点以上が目安。日常的にグローバルチームと対話できるレベルが求められる。
コンテンツ量産・レポート作成などの定型業務は大幅に効率化される。一方、カテゴリ設計・ブランド構築・コミュニティ運営など、人間の判断が必要な領域の価値が上がる。「量で勝負するマーケター」は苦しくなる。
志向による。Horizontalは汎用スキルが身につき、次の転職がしやすい。Verticalは業界深掘りができ、業界内で第一人者になれる可能性がある。自分が「広げたい」か「深めたい」かで選ぶ。
IPO・M&Aが実現すれば大きな価値になる。ただし、多くのSaaSスタートアップは上場できない、あるいは大きなリターンにならずに終わる。期待値と現実のギャップを理解した上で判断すべき。
外資系は年収高・成果主義・英語環境。日系は安定性・和文中心・長期雇用。自分の英語力・リスク許容度・キャリア志向で選ぶ。
PdMはプロダクトそのものを作る責任、マーケターはプロダクトを顧客に届ける責任。ただし、境界は曖昧で、Product Marketing Manager(PMM)という職種が両者の橋渡しをする。キャリアとして、マーケターからPdMへ、またはその逆への転換も可能。
SaaSマーケティングは営業との連携が命。マーケが獲得したリードを、営業が商談化し、契約を取る。両者の目線が合わない会社は、マーケの成果も出にくい。営業と日常的に会話できるスキルが、マーケターのキャリアを左右する。
SaaS業界では30代後半〜40代でCMO就任が多い。スタートアップなら30代前半での就任もあり得る。マネージャー経験、数字責任、事業全体への視点、経営層との対話力の4要素が必須。
エンタープライズ向けSaaSでは標準的な戦術になっている。中小企業向けでは不要。自社の顧客セグメントによって、ABMを採用すべきか判断する。
営業主導ではなく、プロダクト自体が顧客獲得・継続の主役になる成長戦略。Slack、Notion、Figma等が代表。マーケターの役割が「リード獲得」から「プロダクト体験の設計」にシフトする。
可能。実績のあるSaaSマーケターは独立フリーランス・コンサルとして活動している。複数のSaaS企業のアドバイザー、エンジェル投資家、VCのベンチャーパートナーなどの道もある。
編集部は特定のSaaS企業・エージェントとの利害関係がなく、中立的な視点でアドバイスできる。個別求人の紹介は行わないが、SaaS業界の構造、キャリア選択のポイント、次のステップについて、編集的視点で相談に応じる。
14 / DEEP DIVE
SaaSマーケティングに特化した定番書・最新リソース。
・『SaaSの科学』福田康隆
・『THE MODEL』福田康隆
・『SaaS 一生食える仕事の見つけ方』高田麻衣子
・『Predictable Revenue』Aaron Ross(英語)
・『Crossing the Chasm』Geoffrey A. Moore(古典だが必読)
・『無敗営業』高橋浩一
・『BtoBマーケティングの基本』栗原康太
・『組織を変えるBtoBマーケティング』才流
・『Product-Led Growth』Wes Bush(英語)
・『Obviously Awesome』April Dunford(カテゴリ・ポジショニング)
・Lenny's Newsletter、First Round Review、SaaStr(英語)
・ALL STAR SAAS FUND、才流、メディアセブン(日本)
15 / DEEP DIVE
親記事、兄弟記事、関連職種、関連カテゴリへのリンク。
— Parent Article / ハブ記事 —
Hub Article
マーケター(事業会社)— 全体像
— Sibling Articles / 他セグメント —
Deep Dive
マーケター(BtoC)
Deep Dive
マーケター(D2C)
Deep Dive
マーケター(スタートアップ)
Deep Dive
マーケター(メーカー)
Career Interview
外資系SaaSでCMOに昇格。日系から外資への転換で得たもの、失ったもの
Voices from the Floor
SaaSマーケは孤独だ。営業とCSの狭間で、何をすべきかが見えなくなる時
Transitions
サイバーエージェント→BtoB SaaS。BtoCの常識が通じない1年目
Editor's Note
「MQL至上主義」が崩れる時代。数字の見方を変えるべき理由
16 / DEEP DIVE
BtoB SaaSマーケターが活躍する企業(タイプ別)。
Salesforce、HubSpot、Adobe、AWS、Microsoft、Oracle、SAP、ServiceNow、Zendesk、Box
Sansan、freee、マネーフォワード、SmartHR、ラクス、サイボウズ、Chatwork、Kaizen Platform
カミナシ(製造業)、Ubie(医療)、アンドパッド(建設)、tebiki(オンボーディング)、KAMINASHI(現場DX)
GitHub、Datadog、Vercel、MongoDB、Snowflake、Okta、Auth0
LayerX、カケハシ、アルファドライブ、Globis Digital Platform、ユニバースAI
17 / FROM EDITOR
BtoB SaaSマーケターを検討する方への、編集部からの3つのアドバイス。
BtoB SaaSマーケティングは、2026年現在も成長を続けている数少ない領域である。この職種を検討する方に、編集部から3つ伝えたい。
SaaSマーケターの仕事は、長らく「リードをいかに量産するか」が中心だった。しかし、2026年にはこのゲームはAIでコモディティ化している。どのSaaS企業もAIでコンテンツを量産し、広告を運用している。量で差別化は不可能だ。これからの勝ち筋は「カテゴリ設計」「ブランドの物語性」「顧客コミュニティ」の3つ。早いうちに、量で勝負する戦略から脱却する意識を持つべき。
BtoB SaaSマーケターは、営業・カスタマーサクセスと深く連携しないと機能しない。マーケター単独で数字を作ることはできない。ここで躓く人が多い。「マーケとしての成果」に閉じこもらず、事業全体の成果にコミットする姿勢が、経営層に評価され、CMOへの道を開く。
日系SaaSはIPO・上場を目指すストーリーが魅力、外資系SaaSは高年収と厳しい成果主義が特徴。どちらに進むかで、40代以降のキャリアは大きく違う。30代前半のうちに「自分が何を優先するか」を明確にすべき。両方を経験する選択肢もあるが、どちらかを主軸にするか意識的に選んでほしい。
BtoB SaaSマーケターは、2026年時点で最も需要が強い職種の一つだ。ただし、求められるスキルは急速に進化している。AIの登場で、「頑張って量を作るマーケター」の価値は下がり、「戦略と物語を設計するマーケター」の価値が上がっている。読者の方が、その変化の正しい側に立てることを、編集部は願っている。
— Consultation —
この業界への転職、現職での悩み、キャリアの選択について、
編集部が中立の立場で相談に応じます。
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取材・執筆
南 理沙
編集
丸本 翔一
記事一覧 > 職種図鑑 > クリエイティブディレクター
— Job Encyclopedia / 職種図鑑 —
広告・ブランド・キャンペーンの表現戦略を統括する職種。クリエイティブチームの最高責任者。
— The Takeaway —
— Who should read this —
— Table of Contents / 目次 —
01 / OVERVIEW
広告・ブランド・キャンペーンの表現戦略を統括し、制作チームをリードする最高責任者。
クリエイティブディレクター(CD)は、広告・キャンペーン・ブランドコミュニケーションにおける表現戦略の最高責任者である。略称 CD。
コピーライター、アートディレクター、CMプランナー、デザイナーら、広告制作チームの最高責任者として、企画立案から制作の完成まで指揮する。「何を、どう表現するか」の方向性を決めて、クリエイティブチーム全体を牽引する役割。
CDの上位職として、エグゼクティブ・クリエイティブディレクター(ECD)、チーフ・クリエイティブ・オフィサー(CCO)が存在する。CDはクリエイティブのキャリアの到達点の一つだが、そこからさらに上のポジションもある。
02 / OVERVIEW
CDの役割は「つくる人」から「判断し決める人」へ。AI時代、この変化はさらに加速している。
CDの役割は、ここ10年で大きく変化してきた。もともとは「コピーライターやアートディレクターの上位互換」として、自らも手を動かす現場プレイヤーだった。それが次第に「企画・表現の統括者」となり、現場プレイヤーからマネジメント寄りの役割にシフトしてきた。
2026年、この変化はAIの登場でさらに加速している。AIがコピー案・ビジュアル案を大量に生成する時代、CDの仕事は「アイデアを出す」よりも「大量のAI出力から何を選ぶか」「なぜそれを選んだかを言語化する」「チームに方向を示す」という**判断と意思決定**に重みが移っている。
03 / WORK
CDの仕事は、企画の方向性決定・チームディレクション・クライアント対応・人材育成の4領域。
1. 企画・表現の方向性決定
クライアントの課題に対し、どんな表現戦略でアプローチするかを決める。コア・アイデア(ビッグアイデア)の設計。
2. クリエイティブチームのディレクション
コピーライター、アートディレクター、CMプランナー、プロダクションマネージャーなどを率いる。各役割の成果を統合し、最終的な表現品質を担保する。
3. クライアントとのコミュニケーション
クライアントの経営者・マーケティング責任者と直接対話し、表現戦略の承認を得る。プレゼンテーション、質疑応答、説得力ある議論。
4. 若手クリエイティブの育成
コピーライター、アートディレクター、プランナーの育成。業界内で「あの人のチームで働きたい」と言われるCDが一流とされる。
5. 業界内でのプレゼンス構築
広告賞、寄稿、登壇、メディア露出。CD個人のブランドが、次の仕事につながる。
04 / WORK
CDの仕事は、働く業態で大きく異なる。業界内の実態を7業態で整理する。
| 業態 | 主な案件 | 仕事の中身 | 責任範囲 | CDとしての武器 |
|---|---|---|---|---|
| 大手総合代理店 電通、博報堂 |
ナショナルクライアント、統合キャンペーン | 戦略+表現+組織統率 | 数十〜百人規模のチーム統括 | 業界トップの案件、広告賞、組織経営 |
| 総合代理店 ADK、東急、読売 ほか |
多様なブランド、中〜大規模 | 戦略+表現 | 10〜30人規模のチーム | 幅広いジャンル経験、組織内調整力 |
| 独立系ブティック GO、TUGBOAT、チョコレイト、W、Party ほか |
尖った案件、賞レース志向 | 表現+個人ブランド+経営 | 5〜20人規模、案件によっては自ら手を動かす | 個人の名前、尖った作品、経営視点 |
| デジタル代理店 電通デジタル、サイバーエージェント ほか |
デジタル中心、運用型 | 表現+運用+数字責任 | 5〜30人、数字KPIを持つ | デジタル理解、運用知見、ROI責任 |
| 制作会社 博報堂アイ・スタジオ、TYO、AOI Pro. ほか |
代理店案件の制作、自主開発 | 表現+制作統括 | プロジェクト単位で10〜30人 | 制作本数、多職種への精通 |
| 事業会社(インハウス) リクルート、サイバーエージェント、メルカリ ほか |
自社ブランドの表現統括 | ブランド戦略+社内統括 | インハウスチーム(5〜20人)+外部パートナー | ブランド蓄積、事業視点、経営との距離近い |
| フリーランスCD | 指名案件、複数ブランド並行 | 表現+営業+ブランディング | プロジェクトごとに編成 | 個人ブランド、ネットワーク、実績 |
※編集部の取材・公開情報に基づく2026年4月時点の整理。系列ブティック(博報堂ケトル、SIX、NAVYなど)は総合代理店内の特別ポジションとして存在するが、原則として総合代理店内の配属・異動で所属する。
05 / WORK
大規模キャンペーンは3-6ヶ月、表現決定までに5段階のプロセスを経る。
1. オリエンテーション(1日)
クライアントから課題・予算・納期の説明。CDは同席して全体像を把握。
2. 戦略検討・チーム編成(1-2週間)
アカウントプランナーと戦略を擦り合わせ、制作チームを編成。コピーライター、アートディレクター、CMプランナーの配置。
3. アイデア開発(2-4週間)
チームで大量のアイデアを出し、CDが方向を絞る。「これで行く」という判断。
4. クライアント提案(1-2回)
選抜案をクライアントにプレゼン。CDが主導で提案を行う。
5. 実制作・監修(1-3ヶ月)
撮影、編集、デザイン、ファイナライズ。CDは各段階で判断・承認する。
06 / WORK
CDの仕事は、ナショナルクライアントのキャンペーン、新ブランド立ち上げ、文化現象を作り出す作品として残る。
CDの代表的な成果事例:
・ナショナルクライアントの年間キャンペーン
・新ブランドのローンチキャンペーン
・企業の長期ブランド戦略の設計
・社会的インパクトのあるキャンペーン
・広告賞の受賞(カンヌライオンズ、ACC賞、TCC賞)
・文化現象化する作品
CDの仕事は、広告賞の受賞歴として業界内の評価が可視化される。TCC賞、ACC賞、朝日広告賞、毎日広告賞、東京コピーライターズクラブ(TCC)の年鑑掲載などが主要な評価軸。
07 / DATA
CDの年収は業態・役職・実績・個人ブランドで大きく変動。上位層は独立して1億円超も珍しくない。
| CD(30代後半〜) | シニアCD(40代) | ECD(40代後半〜) | CCO・役員・独立(50代〜) | |
|---|---|---|---|---|
| 大手総合代理店 電通、博報堂 | 1,700-2,500万 | 2,300-3,500万 | 3,000-5,000万 | 4,000-8,000万 |
| 総合代理店 ADK、東急、読売 ほか | 1,300-1,900万 | 1,700-2,500万 | 2,200-3,500万 | 2,800-5,000万 |
| 独立系ブティック GO、TUGBOAT、チョコレイト ほか | 1,200-2,000万 | 1,500-3,000万 | 2,000-5,000万 | 3,000-10,000万 |
| デジタル代理店 電通デジタル、サイバー ほか | 1,200-1,800万 | 1,500-2,500万 | 1,800-3,500万 | 2,500-4,500万 |
| 制作会社 博報堂アイ・スタジオ、TYO ほか | 1,000-1,500万 | 1,300-2,000万 | 1,500-2,500万 | 1,800-3,500万 |
| 事業会社(インハウス) | 1,300-2,000万 | 1,700-2,800万 | 2,000-3,500万 | 2,500-5,000万(+SO) |
| フリーランスCD | 800-2,500万 | 1,200-4,000万 | 1,500-8,000万 | 1,000-10,000万超 |
※公開求人情報・業界相場・編集部の取材に基づく2026年4月時点の編集部算定値。数字は業態構造の確定後、改めて精査予定。
08 / DATA
CDへの道は、コピーライター・アートディレクター・CMプランナー・プロデューサーからの昇進が主流。CDの先には3つの道がある。
・コピーライター(シニア)→ CD
・アートディレクター → CD
・CMプランナー → CD
・プロデューサー → CD(稀)
・戦略プランナー → CD(増加傾向)
A. 組織内での昇進ルート
シニアCD → ECD(エグゼクティブCD)→ CCO(チーフ・クリエイティブ・オフィサー)→ 経営層
大企業内で上り詰めるルート。
B. クリエイティブブティックへの移行・創業
総合代理店や大手からクリエイティブブティックへの転職、あるいは独立してブティックを立ち上げる。個人ブランドが強い人向け。
C. 独立フリーランス・企業アドバイザー
CDとしての個人名を前面に出し、複数のクライアントと直接契約。事業会社の顧問CDを務めるパターンも増加。
09 / FUTURE
CDは「つくる」役割が縮小、「判断する」役割が拡大している。AIに判断を委ねないことが鍵。
・アイデアの量産(コピー案、ビジュアル案のバリエーション出し)
・参考事例のリサーチ
・制作中の細かなチェック作業
・定型的な表現パターンの作成
・大量のアイデアから「これで行く」と決める判断力
・なぜそれを選んだかを言語化する説明力
・ブランドの長期的な世界観を設計する構想力
・クライアントの経営者と対話する交渉力
・チームに方向を示すリーダーシップ
・業界内でのプレゼンス(指名で仕事が来る個人ブランド)
10 / ENTRY
CDへの近道はない。コピーライター・アートディレクター・プランナーとしての実績を10-15年積み上げる。
総合広告代理店に新卒入社、クリエイティブ部門に配属。コピーライター、アートディレクター、CMプランナーのいずれかで10-15年の実績を積む。広告賞の受賞歴、大規模キャンペーンの担当、社内評価などを積み重ね、CDに昇進。
若手時代からクリエイティブブティックで働き、早期にCDに昇進するパターン。組織が小さい分、チャンスが早く来る。GOの三浦崇宏のように、代理店を辞めて若くして独立する人も。
制作会社でコピーライター・デザイナーとして経験を積み、代理店にCDとして転職。制作現場の経験が武器になる。
事業会社のインハウスクリエイティブからCDへ。特にP&G、リクルート、サイバーエージェントなどはインハウスクリエイティブを強化している。
11 / ENTRY
CDへの昇進は、社内評価・受賞歴・マネジメント実績・クライアント評価の4軸で総合判断。
総合代理店でのCD昇進は、社内の人事評価・受賞歴・担当キャンペーンの規模・後輩育成実績などで総合判断。通常、コピーライター・アートディレクターとして10年以上の経験が必要。
1. 書類選考
ポートフォリオ(担当キャンペーン)、広告賞の受賞歴、マネジメント経験の提出。
2. 一次面接
ECD、CCO、クリエイティブ部門責任者との面接。これまでの仕事の話、ブランド観、業界観を問われる。
3. プレゼンテーション
過去の代表作のプレゼンテーション。どう企画し、どう実行したかを語る。
4. 最終面接
代表取締役、クリエイティブ部門の最高責任者との面接。企業文化へのフィット感、長期的なビジョンが問われる。
12 / ENTRY
広告賞への挑戦、異業界のインプット、若手育成、業界内でのプレゼンス構築の4軸。
TCC賞、ACC賞、朝日広告賞、カンヌライオンズ、Oneshow、D&AD、Clio Awardsなどへの出品。業界内での評価軸として重要。
広告業界だけを見ていると視野が狭まる。アート、映画、文学、建築、デザインなど、広告以外の文化的インプットが、クリエイティブの底力になる。
優秀なCDは「あの人のチームで働きたい」と言われる。若手の成長に責任を持つことが、CDとしての格を決める。
登壇、寄稿、インタビュー、SNS発信。個人ブランドを構築することが、独立・転職時の武器になる。
13 / Q&A
読者から編集部によく寄せられる、CDについての質問。
CDは個別のキャンペーンやチームの責任者。ECD(エグゼクティブCD)は複数チームを統括、部門レベルの責任。CCO(チーフ・クリエイティブ・オフィサー)は会社全体のクリエイティブ最高責任者、経営層の一員。
上位層は高いが、全員が高いわけではない。総合代理店のCD(30代後半)で1,500-2,200万、40代で2,000-3,000万が目安。独立CDで一流になれば1億円超えも珍しくないが、そこに到達するのは一部のみ。
総合代理店で一般的に10-15年。早い人で8-10年、遅い人で15-20年。広告賞の受賞歴や大規模キャンペーンの担当経験が昇進のスピードを左右する。
・アイデアを「決める」判断力がある人
・チームをまとめるリーダーシップがある人
・クライアントと対等に議論できる交渉力がある人
・異業界への好奇心が旺盛な人
・個人の「色」を持っている人
「つくる仕事」は縮小、「判断する仕事」「方向を示す仕事」「物語を設計する仕事」の重みが増している。AI出力から何を選ぶか、なぜそれかを言語化する力が、CDの本質的な価値。
歴史的にはコピーライター出身が多かった。近年はアートディレクター出身、CMプランナー出身も増えている。2020年代に入ってからは戦略プランナー出身のCDも登場している。
代理店で10-15年の実績、受賞歴、業界内の人脈、指名で仕事が来る状態ができたら独立のタイミング。早い人で30代後半、一般的には40代前半。独立後は個人ブランドが全てになる。
少数精鋭で尖った仕事ができる、昇進が早い、個人ブランドが前面に出る、経営に近い視点を持てる。デメリットは不安定さ、案件の偏り、給与体系の個別性。
ある。CCO、取締役、CEOへの道。総合代理店では澤本嘉光(電通出身、TBWA HAKUHODO代表)、嶋浩一郎(博報堂)のようなケース。ただし経営視点・事業感覚を別途磨く必要がある。
可能だが、英語力と海外の広告文化理解が必須。カンヌライオンズ・D&ADなどで受賞歴があれば道が開ける。WPP、オムニコム、IPG傘下の外資系代理店のグローバルポジションを狙う。
事業会社がクリエイティブ機能を内製化する動きで、インハウスCDの需要が増えている。リクルート、サイバーエージェント、メルカリ、ユニリーバなどが採用を強化。代理店CDとは違う、事業視点の強さが求められる。
近年増加傾向だが、上位職では依然として少数派。業界全体で女性CDを増やす動きがあり、新人採用・昇進の両面で改善が進んでいる。
重要。CDとしての業界内評価の主要指標。特に昇進・転職・独立時に、受賞歴が信用を担保する。ただし受賞歴だけでは不十分で、実ビジネスへの貢献も問われる。
消滅はしないが、定義は変わる。「手を動かすCD」は不要になり、「判断するCD」「物語を設計するCD」に集約される。上位層は残り、中間層は縮小する可能性が高い。
編集部は特定の代理店・エージェントとの利害関係がなく、中立的な視点でアドバイスできる。個別求人の紹介は行わないが、CDへのキャリア設計、独立のタイミング、業態の選び方などについて、編集的視点で相談に応じる。
14 / DEEP DIVE
CDとしての思考力・判断力・表現力を磨く定番書・リソース。
・『ブランド・リーダーシップ』デービッド・アーカー
・『伝わっているか?』小西利行
・『ジム・クリックの広告』Jim Krane
・『オグルヴィの広告論』David Ogilvy
・『広告の父 ビル・バーンバック伝』Doris Willens
・『なぜ、あの商品は急に売れ出したのか』田中宏樹
・『ぼくらの仮説が世界をつくる』佐渡島庸平
・『戦略ごっこ』芹澤連
・『宣伝会議』『ブレーン』『広告』
・TCC年鑑、ADC年鑑
・カンヌライオンズ、D&AD、One Showの受賞作品集
・『ニュータイプの時代』山口周
・『美意識の鍛え方』山口周
・建築、アート、映画、文学、音楽の継続的インプット
15 / DEEP DIVE
CDのキャリアを多角的に理解するための関連記事。
Career Interview
電通で15年、独立して3年目。CDとしての「手離れ」と「指名」の話
Voices from the Floor
博報堂で10年、ようやく「自分の色のチーム」ができた
Transitions
博報堂CD→独立起業。一時的に年収は下がったが、3年で戻した
Editor's Note
CDは「つくる人」から「決める人」へ。AI時代の職能再定義
— Related Job Encyclopedia —
Job
コピーライター
Job
アートディレクター
Job
CMプランナー
Job
ストラテジックプランナー
16 / DEEP DIVE
CDが活躍する代表的な企業(業態別)。
電通、博報堂、ADK、博報堂DYメディアパートナーズ、TBWA HAKUHODO
電通デジタル、サイバーエージェント、セプテーニ、オプト、アイレップ
GO、W、博報堂ケトル、enjin、ADKクリエイティブ・ワン、箱、TUGBOAT
リクルート、サイバーエージェント、メルカリ、ユニリーバ、資生堂、ファーストリテイリング、楽天
17 / FROM EDITOR
CDというキャリアの到達点を目指す方への、編集部からの3つのアドバイス。
CDはクリエイティブキャリアの到達点の一つだが、その先にもECD・CCO、独立・経営という道がある。この職種を目指す方に、編集部から3つ伝えたい。
CDに昇進する時期は、自分の表現が磨かれている時期と重なる。ここで「自分が一番よく知っている」「自分が手を動かした方が早い」という罠に陥る人が多い。CDの仕事は、自分が手を動かすのではなく、チームに方向を示して判断することである。若いCDほど、この転換に苦しむ。手を引く勇気、任せる覚悟が、次の段階に進むための関門。
CDは「属人化した仕事」である。同じ代理店に所属していても、あるCDには指名で仕事が来て、別のCDには来ない。この差は、個人ブランドの有無から生まれる。広告賞、登壇、寄稿、SNS発信。30代のうちから、個人としての発信・露出を始めることが、40代以降の独立・転職時の武器になる。
AIの登場で、CDの仕事は大きく再定義されている。「つくる」は縮小、「判断する」「物語を設計する」が拡大。この変化は今後さらに加速する。若いCDほど、「大量のAI出力から何を選ぶか」「なぜそれを選んだかを言語化する」訓練を積むべき。判断力と物語力を磨くことが、AI時代のCDの生き残り戦略である。
CDは、AI時代でも消えない職種である。ただし、定義は変わっている。判断と物語のプロフェッショナルへと進化したCDが、次の時代のクリエイティブを牽引する。読者の方が、その進化の先端に立てることを、編集部は願っている。
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取材・執筆
北川 誠
編集
丸本 翔一
記事一覧 > 職種図鑑 > データサイエンティスト
— Job Encyclopedia / 職種図鑑 —
統計・機械学習でビジネス課題を解く職種。AI時代、役割は「モデル作成」から「問いを立てる」へシフトしている。
— The Takeaway —
— Who should read this —
— Table of Contents / 目次 —
01 / OVERVIEW
統計学と機械学習を用いて、ビジネスデータから示唆を導き、意思決定を支援する職種。
データサイエンティストとは、ビジネスの現場で扱われる大量のデータを、統計学・機械学習・プログラミングの知識を用いて分析し、意思決定に資する示唆を導き出す専門職である。
単なる「データの集計・可視化」ではなく、「未来を予測する」「最適な選択肢を示す」「人間の直感では気づかない関係性を見出す」ことが核心的な役割。事業の意思決定を、感覚ではなくデータに基づいて行うための中核ポジションである。
2010年代に「21世紀で最もセクシーな職業」と呼ばれて注目を集め、日本でも2015年前後から急速に普及した。2026年現在、AI・機械学習技術の普及によって、役割は大きく再定義されつつある。
02 / OVERVIEW
「モデルを作る人」から「問いを立てる人」へ、役割が大きくシフトしている。技術的参入障壁は下がっている。
データサイエンティストの仕事は、2023年以降の生成AI・AutoMLの進化で、根本的な変化が起きている。
まず、「モデルを作る」作業そのものが大幅に効率化された。かつては機械学習モデルの構築に数週間かかっていた作業が、AutoML・ChatGPT・Claudeなどのツールで数時間〜数日で完結する。Kaggle的なコンペ型スキル、つまり「よりよいモデルを作る」能力の市場価値は急速に下がっている。
一方で、「何を分析すべきかを決める」「分析結果をビジネスの意思決定に結びつける」能力の価値は上がっている。データサイエンティストに求められるのは、「ビジネスに刺さる問い」を立てる力、統計学の背景理解、そして分析結果をステークホルダーに伝える力。
03 / WORK
データサイエンティストの仕事は、課題定義・データ準備・モデル構築・解釈・提案の5プロセス。
1. ビジネス課題の定義
事業部門・経営層と対話し、解くべき課題を特定。「何を解決したいのか」を数理的な問題として定式化する。
2. データの準備・前処理
社内外のデータを収集、クレンジング、統合。SQL、Python、R、BIツール等を用いて分析に使える状態にする。
3. 分析・モデリング
統計解析、機械学習モデル構築、深層学習の応用。予測、分類、最適化、異常検知などの手法を使い分ける。
4. 結果の解釈・可視化
分析結果が「なぜそうなるか」を解釈し、ビジネス側にわかる形で可視化。
5. 意思決定への提案
分析結果を基に、次のアクションを提案。事業部門・経営層が判断を下せる情報として提供する。
04 / WORK
事業会社、コンサル、代理店、AIベンダー、研究機関で、データサイエンティストの役割と年収は大きく異なる。
| 事業会社(大手) | コンサルファーム | 広告代理店 | AIベンダー / SaaS | 研究機関 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 代表例 | リクルート、サイバー、メルカリ | マッキンゼー、アクセンチュア | 電通、博報堂DYMP | ABEJA、PKSHA、Elyza | 産総研、RIKEN |
| 主な仕事 | 事業の意思決定支援 | クライアント課題解決 | 広告効果の最適化 | プロダクト開発、技術研究 | 基礎研究、論文執筆 |
| 技術深度 | 応用寄り | 応用寄り | 応用寄り | 最先端 | 最先端 |
| 事業理解の要求度 | 高 | 非常に高 | 中〜高 | 中 | 低 |
| 年収水準 | 800-2,000万 | 1,000-3,000万 | 700-1,500万 | 800-2,500万 | 500-1,200万 |
※公開情報・業界相場・編集部の取材に基づく2026年4月時点の整理
05 / WORK
典型的な分析プロジェクトは2-3ヶ月単位。課題定義から意思決定支援まで6工程。
1. 課題のヒアリング(1-2週間)
事業部門・経営層との対話。「何を知りたいか」「どんな意思決定をしたいか」を具体化。
2. 仮説設計・分析設計(1週間)
仮説を立て、必要なデータ・手法を決める。期待される成果物を事前に合意。
3. データ準備(2-4週間)
データ収集、前処理、探索的データ分析(EDA)。実務時間の大半がここ。
4. モデリング・分析(2-4週間)
仮説検証、機械学習モデル構築、シミュレーション。AutoML・生成AIで効率化される領域。
5. 結果の解釈・可視化(1-2週間)
何がわかったか、どう解釈すべきかをビジネス視点で整理。
6. 提案・意思決定支援(継続的)
ステークホルダーへのプレゼン、次のアクション提案、継続的なフォロー。
06 / WORK
データサイエンティストの成果は、売上向上・コスト削減・リスク低減など、事業KPIに直結する。
業界での代表的な成果事例:
・ECサイトの商品推薦精度◯%向上、購買単価◯%アップ
・広告配信最適化でROAS(広告費用対効果)を◯倍に
・金融機関での不正検知精度向上、損失◯億円回避
・製造業での予知保全、設備停止時間◯%削減
・医療分野での診断支援モデル、精度◯%達成
・HR Techでの離職予測、リテンション向上
・マーケティングのCLV(顧客生涯価値)予測・セグメント設計
07 / DATA
業態・経験年数・スキルレベルで大きく異なる。トップ層はコンサル・AIベンダーで3,000万円超えも。
| 20代 | 30代 | 40代 | 50代〜 | |
|---|---|---|---|---|
| 事業会社(大手IT/メガベンチャー) | 500-900万 | 800-1,500万 | 1,200-2,000万 | 1,500-2,500万 |
| コンサルファーム | 600-1,000万 | 1,000-1,800万 | 1,500-2,500万 | 2,000-3,500万 |
| 広告代理店 | 450-700万 | 700-1,100万 | 900-1,500万 | 1,100-1,800万 |
| AIベンダー・SaaS | 500-900万 | 800-1,600万 | 1,200-2,200万 | 1,500-2,800万 |
| 研究機関・アカデミア | 400-600万 | 500-800万 | 700-1,000万 | 900-1,200万 |
※公開求人情報・業界相場・編集部の取材に基づく2026年4月時点の編集部算定値。
08 / DATA
「分析者」で終わるか、「意思決定者」に進化するか。10年後のキャリアを分ける分岐点。
ジュニア(1-3年)→ ミドル(3-7年)→ シニア(7-15年)→ マネジメント or 独立
A. テクニカル深化ルート
シニアDS → リサーチャー → プリンシパル・エンジニア
技術的専門性を極める道。機械学習研究、論文執筆、カンファレンス登壇。
B. マネジメント・経営ルート
DSリーダー → DS組織責任者 → CDO(Chief Data Officer)
組織を率いる、経営層に近づく。
C. 事業領域深化ルート
特定領域(金融、医療、製造、小売)の専門家に。ドメイン知識×DSの交差点で価値を出す。
D. 独立・起業ルート
フリーランス、AIスタートアップ創業、コンサル独立。
09 / FUTURE
「モデルを作る技術」の価値は下がり、「問いを立てる力」「事業に翻訳する力」の価値が上がっている。
・機械学習モデルの基本構築(AutoMLで自動化)
・データの前処理・クレンジング(ツール化が進行)
・グラフ・可視化の作成(BIツール・生成AIで代替)
・定型的なA/Bテストの設計・分析
・事業課題の定義、仮説設計
・データと事業指標の接続
・分析結果の解釈・ストーリー化
・ステークホルダーへの説明・説得
・倫理・バイアス・データガバナンス
・「何を分析しないべきか」の判断
10 / ENTRY
統計・数学・プログラミングの基礎、実データでの分析経験、ドメイン知識の3つが必要。
理工系・情報系の大学院(修士・博士)から事業会社・コンサル・AIベンダーへの新卒入社が王道。統計・機械学習の基礎、Python・Rでの実装経験、Kaggle等のデータコンペ実績があると有利。
ソフトウェアエンジニア、データエンジニア、MLエンジニアからの転向が多い。プログラミングの素地があるので、統計・機械学習の学習に集中できる。
アカデミア(大学・研究機関)で博士号取得後、事業会社・コンサル・AIベンダーに転身。理論的な深さがアドバンテージになる。
コンサル、マーケター、アナリストからの転向。ドメイン知識と事業理解が武器になる。技術面は社内トレーニング・独学で補完。
未経験から独学(オンラインコース、書籍、Kaggle)で参入する道もある。ただし競争が激しく、成功者は少数派。
11 / ENTRY
書類・技術面接・ケース面接・最終面接の4段階。技術力と事業理解の両方が試される。
1. 書類選考
履歴書・職務経歴書に加え、過去の分析実績、技術スタック、Kaggle等のコンペ実績、ポートフォリオ(GitHub等)の提出。
2. 技術面接
統計・機械学習の知識、プログラミング能力、実装経験を問われる。コーディングテストを課す企業も多い。
3. ケース面接 / 技術課題
具体的なビジネス課題を与えられ、どう分析するかをプレゼン。または、実データを使った分析課題を数日で回答。
4. 最終面接
部門責任者・CTO・CDOとの面接。技術力だけでなく、事業視点、長期的なキャリア観、組織カルチャーへのフィットが問われる。
12 / ENTRY
技術×ビジネス×ドメイン知識の3軸を継続的に磨く。論文・実践・コミュニティ。
arXiv、Google AI Blog、OpenAI、DeepMind、NeurIPS、ICML等のカンファレンス。英語での情報収集が標準。
DeNA TechCon、Data Science Tokyo、Kaggle Days Tokyo、PyCon JP、日本統計学会。社外の勉強会、LT会への参加。
社内プロジェクトでの実データ分析経験。Kaggleなどのコンペへの継続参加。オープンソースへの貢献。
事業会社ならその業界、コンサルならクライアント業界の深い理解。ドメイン知識が薄いと、技術だけで戦うしかなくなる。
分析結果を経営層・事業部に説明する力。プレゼン、ファシリテーション、ストーリーテリング。DS業界では後回しにされがちだが、キャリアの上限を決める。
13 / Q&A
読者から編集部によく寄せられる、データサイエンティストについての質問。
データアナリストはBIツール・SQLで現状把握・レポート作成を行う「診断」役。データサイエンティストは統計モデリング・機械学習で将来予測・最適化アルゴリズム開発まで担う。技術深度と扱う問題の範囲が異なる。
統計学(回帰・検定・ベイズ)、機械学習(教師あり・なし・深層学習)、プログラミング(Python・R・SQL)、データエンジニアリング(ETL、クラウド)、ビジネス理解、コミュニケーション力。
かなり難しい。エンジニア・研究者・アナリストからの転向が現実的。完全未経験から参入するなら、オンラインコース・Kaggle・個人プロジェクトでの実績作りが必要。
業態で大きく異なるが、30代で800-1,500万が中心レンジ。コンサル・AIベンダーの上位層は40代で2,500万超もある。一方、広告代理店や中小企業では伸びが鈍化傾向。
「モデルを作る作業」は減るが、「問いを立てる」「事業に翻訳する」「倫理・説明責任を果たす」仕事は増えている。ただし、これまでと同じやり方ではジリ貧。役割の再定義が必要。
事業会社では必須ではない。コンサル、AIベンダー、研究職では有利。海外では博士号がほぼ標準。日本では修士でも十分戦える。
必須。最新論文、技術情報、カンファレンスは全て英語。日本語の情報だけでは最先端から取り残される。外資系では業務言語が英語。
事業会社は事業への関与が深く、長期視点で腰を据えて取り組める。外資系は年収高・成果主義・最先端技術に触れられる。キャリア志向・リスク許容度で選ぶ。
MLエンジニアは機械学習モデルをプロダクトに実装する実装寄り。データサイエンティストは分析・示唆導出が中心。境界は曖昧で、会社により呼び名が異なる。
基本レベル(SQL、クラウド基盤の理解、ETL)は必須。深い実装は専門のデータエンジニアと分業。ただし小規模組織ではDS自身が両方やるケースも多い。
技術力だけでなく、経営視点、組織マネジメント、事業への影響力が問われる。DS部門のリーダー経験、事業部門との連携実績、経営層との対話経験を積み上げる必要がある。
非常に重要。特にAI・機械学習モデルでは、学習データのバイアスがそのまま意思決定に影響する。EUのAI規制、日本のAI戦略など、社会的責任が問われる領域。
多くの企業で可能。データ分析は元々リモート親和性が高い。ただし、事業部門との連携が必要な場面では出社が求められることも。
可能。特に実績豊富なDSはコンサル・アドバイザーとしての需要が高い。ただし、エンジニアフリーランスに比べて単価・案件数は限定的。
編集部は特定の企業・エージェントとの利害関係がなく、中立的な視点でアドバイスできる。個別求人の紹介は行わないが、業態選び、キャリア設計、AI時代の役割再定義などについて、編集的視点で相談に応じる。
14 / DEEP DIVE
統計・機械学習・ビジネスへの翻訳、3軸のリソース。
・『統計学入門』東京大学教養学部統計学教室編
・『パターン認識と機械学習』Bishop
・『深層学習』Goodfellow他
・『The Elements of Statistical Learning』Hastie他(英語)
・『仕事ではじめる機械学習』有賀康顕他
・『Kaggleで勝つデータ分析の技術』門脇大輔他
・『データサイエンティスト養成読本』
・『データ分析に必須の知識・考え方 統計学入門』西内啓
・『Human + Machine』Paul R. Daugherty
・『AI時代の新・ベーシック』津田一郎
・『ホモ・デウス』ユヴァル・ノア・ハラリ
・TDS(Towards Data Science)、Google AI Blog、OpenAI Blog
・日本:Kaggler-ja、Qiita、DataScientistのブログ
・Podcast:Lex Fridman、The TWIML AI Podcast
15 / DEEP DIVE
データサイエンティストの理解を深めるための関連記事。
Career Interview
データから始めると、ブランドが見えなくなる。電通デジタル・田中直樹
Voices from the Floor
AutoMLで自分の仕事がなくなる恐怖。でも、本当に大事なのは問いの質だった
Transitions
研究者から事業会社DSへ。年収は2倍、でも論文は書けなくなった
Editor's Note
「Pythonが書けるDS」の時代は終わった。次に磨くべきは、問いを立てる力
— Related Job Encyclopedia —
Job
データアナリスト
Job
MLエンジニア
Job
データエンジニア
Job
マーケター(BtoB / SaaS)
16 / DEEP DIVE
データサイエンティストが活躍する代表的な企業(業態別)。
リクルート、サイバーエージェント、メルカリ、DeNA、Z Holdings(LINE・Yahoo!)、楽天、GMO
Google、Microsoft、Meta、AWS、Netflix、Salesforce、Amazon
マッキンゼー、BCG、アクセンチュア、ベイカレント、KPMG、PwC
ABEJA、PKSHA Technology、Elyza、SOINN、Nextremer、エクサウィザーズ
ANA、JAL、JR東日本、資生堂、花王、トヨタ、ソニー、キリン、アサヒ
17 / FROM EDITOR
データサイエンティストを目指す方への、編集部からの3つのアドバイス。
データサイエンティストは、2010年代に「21世紀で最もセクシーな職業」と言われた。しかし2026年、この職種は大きな変革期にある。この職種を検討する方に、編集部から3つ伝えたい。
かつては「機械学習モデルを作れる」だけで高年収が保証された時代があった。しかし、AutoMLと生成AIの進化で、モデル構築の技術参入障壁は下がっている。2026年以降、「Pythonが書ける」「Kaggleで入賞した」だけの人材の市場価値は確実に下がる。技術は必要条件であって、十分条件ではない。
AI時代のDSに求められるのは、「何を分析すべきか」を決める力、「分析結果をビジネスの意思決定にどう繋げるか」を設計する力。技術だけを磨いている若手DSは、10年後に行き詰まる可能性が高い。事業部門と対話する、経営層に説明する、ステークホルダーを動かす——これらの「非技術的スキル」が、長期的な競争優位の源泉。
データサイエンティストのキャリアで最大の分岐は30代。ここで「与えられた分析を解く人」のまま30代後半を迎えるか、「自分で問いを立て、事業を動かす人」に進化するか。後者に進めた人だけが、40代以降もキャリアを伸ばし続けられる。若いうちから「意思決定の現場に関わる」ポジションを意識的に選ぶことが、この転換を可能にする。
データサイエンティストは、AI時代でも消えない仕事である。ただし、2026年時点で職種の定義は大きく変わっている。「モデルを作る人」から「問いを立てる人」へ、「分析する人」から「意思決定する人」へ。この進化を早く自覚し、早く動いた人が、次の10年のキャリアを制する。読者の方が、その進化の先端に立てることを、編集部は願っている。
— Consultation —
この職種への転職、現職での悩み、キャリアの選択について、
編集部が中立の立場で相談に応じます。
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取材・執筆
南 理沙
編集
丸本 翔一
広告業界の主戦場が運用型広告に移り、効果測定・最適化が日常化した今、「ブランド」という言葉が再び問い直されている。電通デジタルで戦略本部を率いる田中 直樹(38歳)は、代理店の実務に立ち返りながら、ブランドと数字の関係を再設計しようとしている。運用型時代のブランディング論を聞いた。
田中 直樹(たなか・なおき)
株式会社電通デジタル 戦略本部 シニアコンサルタント
大阪生まれ、東京大学経済学部卒。新卒で電通に入社、ブランド戦略部でナショナルクライアントを担当。2018年に電通デジタルに転籍。現在は大手自動車メーカー・飲料メーカーのブランド戦略を担当。
「いまの代理店は、データから入りすぎている」と田中は口を開く。「キャンペーン設計の最初の議論が『どの KPI を最大化するか』になっている。それ自体は間違いではないが、肝心の『そもそもなぜそのブランドが存在するのか』という問いが置き去りになっている」
田中が電通に入社した 2008 年当時、代理店の仕事はブランドを定義することから始まった。マスメディア中心の時代、認知の入口がテレビ CM しかなかったため、「ブランドとは何か」を定義する作業がすべての出発点だった。
「いまは入口が無数にある。SNS、検索、レコメンド、コンテンツ広告。それぞれで最適化しようとすると、ブランドの輪郭がぼやける。結果として、消費者にとって『何のブランドか分からない』状態が生まれる」
田中は 2018 年、電通本体から電通デジタルに転籍した。当時のデジタル領域は急速に拡大し、戦略人材が不足していた。「データを扱える人は増えたが、戦略を語れる人が足りなかった」
転籍後、複数の大手クライアントと向き合う中で、田中は「ブランドという言葉が業界から消えかけている」ことに気づく。会議のアジェンダにブランド戦略の議論がなく、すべてが施策レベルの話に終始する。
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取材・執筆
南 理沙
編集
丸本 翔一
鈴木 健太/30代前半/戦略プランナー/電通デジタル在籍4年
本記事は、編集部が対象者本人の同意のもと匿名を条件に取材した内容を編集したものです。会社名・職種・年代のみ本人承諾の範囲で公開しています。
新卒で大手食品メーカーのマーケティング部に配属された。3年間、商品開発と販促を担当した。仕事自体は楽しかったが、事業会社でのマーケティングは「自社の売上」が主語。視野がどうしても自社の商品範囲に収まる感覚があった。
4年目に転職を決意した理由は、「違う業界、違うブランドで、複数の視点から市場を見たい」という動機だった。代理店は仕事の主語が「クライアントの成功」に変わる。そこで見える景色が知りたかった。
現在は大手自動車メーカーのデジタル戦略を担当している。業界も商材も事業会社時代とは全く違うが、「マーケティングで解く問題」の構造は共通している。
「事業会社時代に見ていた『代理店の人』が、今の自分。立場が変わると、同じ仕事でも使う言葉が変わる。『戦略』という一語の意味すら、事業会社と代理店では違う」
魅力は、複数のブランド・複数の業界を並行して見られること。1 社のマーケティングしか見ない環境では得られない、パターン認識のスピードが身につく。
課題は、組織が大きいゆえに、部署間の連携や調整に時間がかかること。スピード感を求めるなら、もっと小さい組織のほうが合う人もいるかもしれない。
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取材・構成
マーケティング専門誌の編集部で6年。業界で働く人の声を記録することをテーマに取材・執筆している。
「電通デジタル」の検索結果:23件
電通デジタル | デジタル戦略の中核を担う総合代理店グループ
データから始めると、ブランドが見えなくなる。電通デジタル・田中直樹が問う、運用型時代のブランディング論
電通デジタルで働く30代プランナーが語る、事業会社との「仕事の主語の違い」
— Companies —
広告・マーケ・IT領域の企業を、編集部の取材と公開情報から整理。全42社。
総合広告代理店グループのデジタル戦略中核会社
従業員数
約3,200名
平均年収
約850万円
設立
2016年
インターネット広告事業を中核とする総合IT企業
従業員数
約7,800名
平均年収
約800万円
設立
1998年
博報堂DYグループのメディアビジネス中核会社
従業員数
約1,500名
平均年収
約1,100万円
設立
2003年
総合コンサルティングファーム。Interactive部門でマーケ支援
従業員数
約23,000名
平均年収
約950万円
設立
1995年
日本を代表する総合広告代理店。クリエイティブに強み
従業員数
約3,700名
平均年収
約1,150万円
設立
1895年
国内最大の総合広告代理店
従業員数
約7,000名
平均年収
約1,200万円
設立
1901年
国内3位の総合広告代理店グループ
従業員数
約3,500名
平均年収
約950万円
設立
1956年
デジタル広告・マーケティング支援の上場企業
従業員数
約1,800名
平均年収
約680万円
設立
1990年
— Job Guide —
広告・マーケ・IT領域の主要職種を、業務内容・年収・キャリアパスで整理。全71職種(順次公開中)。
— Featured / 編集部が深掘りした最新記事 —
7業態比較・年収レンジ・キャリアパス・AI時代のスキル・FAQ 15問。
各記事8,000字〜10,000字の編集深度で書かれた5本を公開中。
HUBParent Article
マーケター(事業会社)
Marketer (In-house)
事業会社マーケターの全体像。業界セグメント別の子記事5本のハブ記事。
Read →
DEEP DIVEChild Article
マーケター(BtoB / SaaS)
Marketer (BtoB / SaaS)
BtoB SaaS業界特化のマーケター深掘り記事。需要が伸び続けるセグメント。
Read →
Job Encyclopedia
コピーライター
Copywriter
AI時代に「言葉を書く」だけでは生き残れない。7業態での仕事の違いと年収の実態。
Read →
Job Encyclopedia
クリエイティブディレクター
Creative Director
CDは「つくる人」から「判断し決める人」へ。ECD/CCOまでのキャリアパスと年収レンジ。
Read →
Job Encyclopedia
データサイエンティスト
Data Scientist
AIでコードが自動化される時代、データサイエンティストに残るのは「問いを立てる力」。
Read →
事業会社で自社ブランド・プロダクトの戦略を担う。業界セグメントで仕事の中身は大きく異なる。
BtoB SaaS業界の深掘り。リード獲得・ナーチャリング・ABMの実態と、外資系SaaSの年収水準。
ブランドの定義・構築・中長期戦略を担う。コンセプトから世界観設計まで。
クライアントの事業戦略を踏まえたコミュニケーション戦略を設計する役職。
広告・PR・イベント等の統合的なコミュニケーション設計を担当。
広告・映像・デザイン全般の表現責任者。チーム統括と創造的な意思決定を担う。
広告コピー・ブランドコピー・Web上の文字情報全般を執筆する職種。
広告ビジュアル・ブランドデザイン・Web上のビジュアル全般の表現責任者。
運用型広告(Google・Meta・X等)の運用最適化を担う職種。
SEO・コンテンツマーケ・CRM等、デジタル領域全般のマーケティング担当。
Instagram・X・TikTok等のSNSアカウント運用を担当。企画から投稿まで。
マーケティングデータの分析・可視化・インサイト抽出を担う職種。
機械学習・統計モデルを用いたマーケティング施策の高度化を担う職種。
事業会社のマーケティング全体を統括する経営職。戦略から組織運営まで。
— Career Interviews —
業界を動かす人たちの言葉を、編集部が取材する。全34本。
運用型広告が主戦場になった今、「ブランド」という言葉が業界から消えかけている。電通デジタルで戦略本部を率いる田中直樹が、運用型時代のブランディング論を語る。
大手代理店で15年を過ごした佐藤健吾が、地方自治体専門のマーケティング会社を創業。公共とブランディングの狭間で見えた景色とは。
ユニリーバ、P&G、現在はSaaS企業でCMO。3社の事業会社でマーケティングを統括してきた山田美咲が、日本のマーケティング組織の構造的課題を問う。
新卒入社から10年、32歳で執行役員。急成長企業のキャリアレースを勝ち抜いた小林拓也が、自分の中で揺るがなかった一つの問いを明かす。
アクセンチュアからクリエイティブエージェンシーに転職した中村拓海が語る、コンサル→代理店という業界越境の現在地。
— Voices from the Floor —
業界で働く人の匿名の声を、編集部が取材する。全82本。
鈴木 健太/30代前半/戦略プランナー
事業会社から転職して4年目。ここだと「仕事の主語」が明確に違う。事業会社は「自社の利益」、代理店は「クライアントの成功」。
佐々木 美咲/20代後半/データアナリスト
新卒3年目。同期の半分はすでに1〜2部署目で転職している。常に外の相場を見ているから、社内評価に依存しすぎない。
田村 拓/40代前半/クリエイティブディレクター
40代でようやく、若手のアイデアに本気で乗れるようになった。若い時は自分の色を出そうと必死だった。今は後ろで支える方が楽しい。
高橋 優/20代後半/マーケター
サイバーのマーケは、施策のPDCAが週次で回る。数字に対する感覚が、他社とは一段違う。これが当たり前だと思わない方がいい。
伊藤 麻衣/30代後半/シニアマネジャー
コンサルの年収は、20代のうちに1,000万を超える。ただし、キャリアの後半で「自分の商品」を持っていないと、50代で迷う。
松本 健/30代前半/Webディレクター
制作会社から事業会社に移って3年。納品して終わりじゃないから、ずっと同じプロダクトを磨き続ける。面白さの質が違う。
渡辺 あゆみ/30代半ば/プロデューサー
博報堂で10年。ようやく「自分の色のチーム」ができた。クリエイターも、アカウントも、自分が選んだ人たち。これが代理店で働く意味。
吉田 大輔/40代前半/シニアプランナー
30代で事業会社CMO候補として声がかかる。でも結局、代理店に残った。理由は単純で、複数のブランドを並行して見るのが好きだから。
— Editor's Notes —
編集長・編集部による、業界とキャリアの問い直し。全16本。
Series
編集長・丸本翔一が、業界の常識を問い直す連載。毎週木曜更新。
2026.05.08
業界では「軸ずらし転職」が成功パターンの定番のように語られている。しかし、20年近く広告・マーケ業界を見てきた立場から言うと、この戦略には大きな見落としがある——
編集長 丸本 翔一
2026.04.28
広告・マーケ業界で30代に訪れる分岐点。管理職か専門職か、という二択構造が、なぜ今の時代に機能しなくなっているのか。3人のキャリアから見える第三の道——
編集長 丸本 翔一
2026.04.20
新卒で入って7-8年、年収が順調に伸びた後、30代半ばで一気に停滞する。これは個人の問題ではなく、代理店の構造問題。その構造を、業界内部から解説する——
編集長 丸本 翔一
Series
編集部による、業界の構造・地形・変化を整理する連載。月2回更新。
2026.05.04
「総合代理店は斜陽」「デジタルが伸びている」という10年前の業界常識は、本当に今も正しいのか。実際の案件規模、クライアント層、収益構造から再検証——
編集部
2026.04.24
アクセンチュア、デロイトなど外資大手の台頭で、マーケティング支援市場は激変した。日系代理店との棲み分けが曖昧になっている今、両者の構造的な違いを整理する——
編集部
Series
編集部員による、業界で働く日々の気づきと考察。不定期更新。
2026.04.30
ChatGPTの登場から3年。業界ではすでに「AIができる仕事」と「人にしかできない仕事」の線引きが書き換えられ続けている。編集部の現場から見える変化を記録する——
編集部
— Transitions —
広告・マーケ・IT業界で実際に転職した人の、Before/Afterとその選択。全12本。
Before
電通
戦略プランナー/9年在籍
After
SaaS事業会社
マーケティング部長
代理店でのブランド戦略経験を、事業会社で実装に落とす。「戦略を考えた人が、最後まで責任を持って実行する」環境が欲しかった。
Before
大手食品メーカー
マーケティング部/4年
After
電通デジタル
戦略プランナー
事業会社でのマーケ経験を活かしつつ、複数ブランドの戦略に関わりたかった。代理店ならではの「横断的な視点」が魅力。
Before
博報堂
クリエイティブディレクター/15年
After
独立・起業
代表/地方自治体マーケ特化
大手代理店で培った力を、地方や公共の現場に持ち込みたかった。給与は一時的に下がったが、3年で戻した。
Before
アクセンチュア
コンサルタント/6年
After
D2Cブランド
CMO
コンサルで複数のクライアントを支援してきたが、一つの事業に深く関わる経験が欲しかった。給与はむしろ上がった。
— Editorial Team —
CAREER EDITの記事を作っている編集部員・寄稿ライターをご紹介します。
Editor in Chief
広告代理店・制作会社で20年、キャリアを重ねた編集長。地方創生から起業支援まで横断。
執筆記事 24本
Editor
マーケ専門誌出身。キャリアインタビューと現場の声の取材・執筆を担当。
執筆記事 18本
Editor
元代理店営業、フリーライター経由。業界構造分析の連載「業界の地図」担当。
執筆記事 15本
Contributor
外資代理店の現役戦略プランナー。業界の現場インサイトを副業で寄稿。
寄稿記事 8本
Contributor
元大手エージェント、独立したキャリアコンサルタント。キャリア設計論を寄稿。
寄稿記事 6本
Editor in Chief / 編集長
Shoichi Marumoto
ウェブ制作会社のプランナーとしてキャリアをスタートし、ハウスエージェンシーでの新規事業立ち上げ、博報堂アイ・スタジオでのコピーライター/インタラクティブプランナー、東急エージェンシーでの統合コミュニケーションプランナーを経て独立。広告代理、クリエイティブ制作、人材紹介、佐賀の地方創生、アップサイクルなど複数の事業を立ち上げている。
「軸ずらし転職」は、本当に正解か。|編集長に聞く Vol.7
「30代、管理職になるか専門性を深めるか」という二択は、すでに古い。|編集長に聞く Vol.6
代理店の「年収カーブ」は、なぜ30代で急停止するのか。|編集長に聞く Vol.5
データから始めると、ブランドが見えなくなる。
Editor / 編集部員
Risa Minami
慶應義塾大学文学部を卒業後、マーケティング専門誌の編集部で6年。広告業界・マーケ業界の変遷を現場で取材しながら、「業界で働く人の声」を記録することをテーマに続けてきた。2026年、CAREER EDIT創刊に参画。キャリアインタビュー、現場の声の取材・執筆を担当。
データから始めると、ブランドが見えなくなる。電通デジタル・田中直樹
「マーケターはKPIから始めてはいけない」事業会社CMO 山田美咲
電通デジタルで働く30代プランナーが語る、事業会社との「仕事の主語の違い」
Editor / 編集部員
Makoto Kitagawa
大手総合広告代理店で営業として10年。その後フリーライターとして独立し、広告・マーケ業界を中心に取材・執筆を続けてきた。業界の構造分析が得意領域。2026年、CAREER EDIT創刊に参画。連載「業界の地図」を担当。
総合代理店 vs デジタル代理店、今どっちに行くべきか。|業界の地図 Vol.4
日系 vs 外資コンサル、マーケ支援の世界での決定的な違い。|業界の地図 Vol.3
電通デジタル|デジタル戦略の中核を担う総合代理店グループ
Contributor / 寄稿ライター
Kosuke Kuwajima
外資系広告代理店の現役戦略プランナー。大手クライアントのブランド戦略を担当しつつ、副業として業界紙・Webメディアに寄稿。業界内部から見える構造的な視点と、プランナー視点の実践知を言語化することを得意とする。CAREER EDITには2026年より寄稿。
外資系広告代理店ってぶっちゃけどうですか?日系との決定的な違い
戦略プランナーが30代で直面する「自分の商品」問題
Contributor / 寄稿ライター
Kyoko Ando
大手転職エージェントで広告・マーケ領域のキャリアコンサルタントとして8年。現在は独立し、個人向けキャリア設計コンサルティングと研修事業を展開。業界人材の転職パターンと長期的なキャリア設計を構造的に捉える視点を持つ。CAREER EDITには2026年より寄稿。
転職エージェントが「絶対に言わない」こと、5つ
「年収アップ転職」を追いかける人ほど、キャリアの後半で迷う理由
— Submit your question —
広告・マーケ・IT業界でのキャリアの悩み、選択への迷いを
編集部にお寄せください。
採用された質問は、編集部の回答とともに記事として公開します(公開前に確認可能)。個別求人の紹介は行っておりません。
キャリアの選択肢
転職するか、今の会社に残るか、独立するか
業界選び
代理店、事業会社、コンサル、スタートアップ
年収・処遇
年収交渉、業界相場、昇進
転職のタイミング
いつ動くか、何年在籍してから転職すべきか
面接・選考
面接対策、職務経歴書、選考突破
副業・独立
副業の始め方、独立のタイミング、リスク管理
相談内容の要約を一行で。記事化される際の仮タイトルになります。
200〜800字程度を目安に、現在の状況と迷っていることを具体的に。編集部が回答する際の参考になります。
0 / 800
記事化時の表記に使われます。
編集部からの確認・返信に使用します。公開されません。
編集部の回答とともに、記事として公開してもよい
ニックネーム・年代・業界のみ公開されます。公開前に確認できます。
個別返信のみ希望する(記事化しない)
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— Thank you for your submission —
編集部で内容を確認のうえ、
3〜5営業日以内にメールでご連絡します。
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「30代、管理職になるか専門性を深めるか」という二択は、すでに古い。
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制定日:2026年4月24日
最終改定日:2026年4月24日
株式会社マルサン 代表取締役 丸本 翔一
当社は、広告・マーケティング・IT領域のキャリアメディア「CAREER EDIT」の運営、およびクリエイティブ・編集事業を通じて、業界で働く人のキャリアに関する情報と対話の場を提供することを使命としています。
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当社は、個人情報保護に関する法令、国が定める指針及びその他の規範を遵守いたします。
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当社は、個人情報保護マネジメントシステムについて、当社を取り巻く環境の変化を踏まえ、適時・適切に見直してその改善を継続的に推進いたします。
個人情報保護方針に関するお問合せにつきましては、下記窓口で受付けております。
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株式会社マルサン 個人情報問い合わせ係
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